掲載日:2018年11月11日 プロが造るカスタム
取材協力/レッドモーター
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
レッドモーターの常連であるこの車両のオーナーにとって、2台目のZRX1100。1台目をアクシデントで失って以降はZX -14Rでツーリングやドラッグレースを楽しんで来たが、ZRXならではのフィーリングが忘れられず、最近2台目を入手したそうだ。
「昔の彼女が忘れられないみたいなものですね(笑)。この車両がウチに入庫した当初は、どこにでもあるごく普通の中古車だったのですが、オーナーさんは購入を決めた時点で、1台目の仕様を再現することを意識していました。それでまあ、ウチとしても昔の彼女を幻滅させるわけにはいきませんから、希望を取り入れつつ、1台目以上の運動性能と扱いやすさを追求したわけです」(レッドモーター・中村さん)
ただZRX1100は最終型でも15年以上が経過した旧車だから、作業はひと筋縄ではいかなかった。同店が最初に行った作業はシャシーを中心とした整備とカスタムだったものの、最終的にはエンジンのフルO/Hや吸排気系刷新なども行われた。「パワーユニットはそのままでも大きな問題はなかったのですが、各部の磨耗や経年変化を考えると、早い段階で手を打っておくに越したことはない。整備が行き届いた今の状態なら、今後の10年20年を、安心して楽しめると思いますよ」(同)
中古車事情に精通した中村さんによると、近年のZRX1100の価格相場は50万円前後で、DAEGが2016年で生産終了したことを考えれば、現状より下がる可能性は低いと言う。逆に言うならZRX1100は、“今が買い"なのかもしれない。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!