掲載日:2018年05月27日 プロが造るカスタム
取材協力/モトサロン 記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
近年になってますます激化している、リッタースーパースポーツ界の覇権争い。あまりに高性能化が進んだこのジャンルには、“カスタムを楽しむ余地がない"という否定的な意見もあるけれど、欧州のアフターマーケットメーカーからは、レースの技術を還元したパーツが続々と登場している。
「確かに、ひと昔前と比べるといじる余地は減っているかもしれませんが、ないわけではありません。欧州のパーツメーカーは相変わらず元気で、リッタースーパースポーツ用の新作を矢継ぎ早に開発していますからね。ウチではバルターモトやGBレーシング、フルシックスといった欧州勢に加えて、ベータチタニウムやザムなど、日本製パーツも取り扱っていますが、例えば2015年以降のYZF-R1、それからアップグレード限定仕様のR1Mに関しては、既に適合パーツの総数が60を超えています。これはR1/Mに、カスタムを楽しむ余地があることの証明だと思いますよ」(担当・中西さん)
この車両はモトサロンが整備とカスタムを担当しているR1Mで、前述のようなバルターモト製各種スライダー/レバーガード/ステップキットや、FIM公認のGBレーシングのエンジンカバー、ドライカーボンのフルシックス製リアフェンダー/チェーンカバー、スプリントのエアフィルター、SCプロジェクト製チタンマフラーなど動力性能と質感、安全性の向上を実現した。ベースのR1だけでなく上位限定仕様であっても、手を入れるポイントはあって、パーツを効果的に使っているわけだ。
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