掲載日:2018年04月08日 プロが造るカスタム
取材協力/単車工房モトジャンキー
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2016』に掲載された内容を再編集したものです
「カタナはストリート用なら、堂々たる純正大径ホイールの印象を残した18インチが格好いいと思いますよ」(代表・中尾さん)という言葉に則って、モトジャンキーで8年超に渡って手が入り続けているGSX1100S。
少し前の仕様からはリアショックがヨシムラKYBからオーリンズに、タイヤはα-12から18インチでも評価の高い2CRに変更。また阿蘇山周辺をよく走るのだが、路肩の火山灰やダストを拾うのを嫌ってFCRφ37mmキャブレターにJAM・3Dエアフィルターを追加している。
ベースは1990年式のいわゆる70thアニバーサリー
「リアは銘柄変更で同じ150幅ながら70→65扁平に変わったことで小径化をしており、ショックエンドで車高を調整して車体姿勢を確保してます。ポジションも遠い位置にハンドルがあるので、ついそこに力がかかりそうですが、そこはクォーターさんにお願いしてあまり後ろに行かない(ほぼ純正位置といえる)ようなステップを作ることで、下半身のホールド性を高めて上体を支えやすくしています」と中尾さん。
タイヤから始まりブレーキキャリパー→リアショック→ポジション→エンジンO/Hにキャブレター換装、足まわり変更を経てフレーム補強と進んだカスタムは、より好みのフィールに近づける段階へと移行し、楽しみをより飽きさせない方向へ進む。ベースになっているのは中尾さんが車両入庫時から配慮している車体姿勢や、オーナーに応じた各部数値だ。
「あとカタナではリアアクスルの締め過ぎでカラーがつぶれていることがあります。旧車なので気をつけたい点ですね。ほかにこの車両は70th逆車ベースなので4気筒らしい吹けも味のひとつになっていると思います」とも中尾さん。まだまだこの車両の楽しみは進化しそうなのだ。
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