掲載日:2016年12月19日 プロが造るカスタム
取材協力/ユーショップヨンゼロサンイチ
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
オーヴァーレーシングの8耐マシンを見てFZ1を入手したオーナーが、バレンティーノ・ロッシへのリスペクトを込めて作り上げたという1台。まず外装カラーだが、これは『インターカラー50周年記念仕様のイエロー』、それも写真で見た時のカラーに限りなく近く、というコンセプトに基づいて塗られたもの。実際のペイントはオーナーの知人によるものだというが、この色決めだけでも10数回の試し吹きをしたというのだから、半端ではない。
「カスタムに関してのコンセプトは、『Sweet!』です(笑)。これ、ヤマハYZR-M1にロッシが初めて乗った時(2004年)に言った言葉なんですよ。で、パワーフィール、足まわりのセッティングとも、ロッシがそう言うだろうってくらいのレベルを目指してセッティングしました」(YS4031代表・河澄さん)
『Sweet!』というのは、単にいいとか素晴らしい、というのとはちょっとニュアンスが違う。『ステキだね!』くらいの意味だろう。いかにもロッシらしい言い回しだが、難しいのは、それをどう性能としてフィードバックさせていくかだ。これまた無理を承知で表現するなら、『どこまでもスムーズで奥の深いセッティング、しなやかさと同時に上質感もある』といったところか。
耐久仕様のアッパーカウルとアンダーカウルを追加
この車両ではリアサスペンションをYZF-R1用オーリンズTTXに変更、合わせてフロントフォークも純正をリセッティング。マフラー変更に合わせて燃調も丹念にセッティングされている。と同時にホイールやマフラー変更によるバネ下軽量化も実施。
オーヴァー8耐マシン、ヤマハ50thインターカラー、そしてロッシのM1。こうして眺めてみると、3者の融合は、見事成功したようだ。
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