掲載日:2015年11月20日 プロが造るカスタム
取材協力/ミスターバイク
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
ハンス・ムート/ターゲットデザインによる斬新なデザイン、純正でセパレートハンドル(輸出仕様のみ。国内仕様の750は通称『耕耘機ハンドル』と呼ばれるアップタイプで、スクリーンが付くのも2型から)を採用していたカタナ。エンジン、基本骨格などはそれまでのフラッグシップGSX1100Eを踏襲したもので、その1100Eの評価は、当時のジャーナリストの間でもかなり高いものだった。
「この車両は、長距離ツーリングによく行かれるオーナーさんから、ツーリングでの快適性を求めて依頼されたものです。フォークこそハヤブサの純正倒立ですけど、ホイールは前後18インチだし、ポジション設定もしっかりアップライトですから、ストリートでの使い勝手はかなりいいと思います」(ミスターバイク/代表・田村さん)
そのハヤブサ純正φ43mm倒立フォークには延長キットを追加、アントライオン製ステムを組み合わせることでバーハンドルをマウント。ヨシムラ製ステップも、ベースブラケットをワンオフすることでツーリングに適したステップ位置にアレンジされている。要するに前後18インチ仕様のZ系カスタムと同じような成り立ちとなっているのだ。
「フレーム単体で比較してみると、カタナのフレームってZよりもかなり軽いんです。剛性もあってほどよくヨレてくれるので、峠でもサーキットでも全開で楽しめる良さがあると思います。これは言ってる人が多くないかもしれないですけど」(同)
足まわり→フレーム&エンジンと段階を経てカスタムされたこのカタナ、現在は街乗りからツーリングまでコンセプト通りに、快適走行で大活躍しているそうだ。
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