掲載日:2015年11月18日 プロが造るカスタム
取材協力/しゃぼん玉 本店
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
「しゃぼん玉のカスタムっていうと、とにかくオリジナル、フルカスタムっていうイメージが強いと思うんですよ。というわけで今回は、ごく一般的なユーザーが手を入れていったかのような、親しみやすいカスタムを作ってみました。と言っても細かい部分は、かなりこだわった内容になってるんですけどね(笑)」(しゃぼん玉本店店長・周藤さん)
ホイールがフロント18インチ、リア17インチという、ノーマルと同じ径となっているのも、このようなコンセプトから。ほかにも、リアサスペンションをあえてリザーバータンクなしのハイパープロ製とする(サス本体の細さを感じさせないよう、スプリングはあとからホワイトにリペイントしてある)など、パーツチョイスもひとひねりしたものとなっている。
「フォークもインナースプリングをハイパープロ製に変更するだけじゃなくて、シールをSKF製にすることで、スムーズな作動感を出してます。こういう上質感って、目に見えない部分ですけど、カスタムでは結構大事なところですから」(同)
エンジンもこれまたあえてノーマルのフルオーバーホールとしているが、ミッションのドッグ抜け加工などの各種対策はしっかり行われる。ノーマルのシルバーからブラック仕上げに変更された外観はガンコートペイントで、ラウンドタイプのオイルクーラーとともに放熱効果の向上を実現している(シリンダーブロックのゴールドもガンコート処理)。
「あとはオリジナルの丸タンク加工、吸排気系、ブレーキ、ペイントと、ひと通りやってありますけど、あくまでもノーマルベースっていうところがミソ。逆に新鮮っていう声も結構多いので、ニンジャでもこういうの、作ろうかと思ってます(笑)」(同)
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