しゃぼん玉 GSX1100S(スズキ GSX1100S)

掲載日:2015年08月28日 プロが造るカスタム    

取材協力/しゃぼん玉本店

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

SHABON-DAMA GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)

スリムな作りのカタナを
しなやかな現代流に仕立てる

毎年東京モーターサイクルショーで新しいカスタム車を提案するしゃぼん玉。2014年はこのカタナだった。ファイナルエディションベースで、前後18インチ。コンセプトを立ち上げた同店店長の周藤さんは言う。

「今回はオーナーさんが先に付いてくれて、それにウチ流の考えを投入させていただいて研ぎ直した感じですね。コンセプトは“残りの人生を楽しめる現行カタナ”。カタナらしさは残して、18インチ仕様にする。

今らしいというのは、カタナ本来のしっとりしながらひらひらとした乗り味を18インチなら残せるし、今ならタイヤが十分に選べるので、安心して走れるということ。もちろん17でも対応できますが、提案ですね。

オーナーさんにはSTDで2年乗ってもらい、カタナを知ってもらった上で着手しましたが、その間にハイパープロ・フォークや今回ウチで作ったSTD形状の前後カーボンカウルなど、新しいものも出てましたから、それらも投入できました。フレームは補強はレイダウン部とエンジン後ろの3カ所のみですが、ウチのゼファー系で実証されたカーボンドライプロテック(ドライカーボン巻き付け)加工によって、しっかり感も上がっています。

タンクもアルミ化し、この後はギクシャク感を排したり、気持ちよく乗ってストレスがかからないことを念頭にセットアップして完成しました。それをパッケージとして見てもらうのが、今回の出展の元でした」

初期型SZで30年超、このファイナルでも15年近く。古いという理由で持って行くお店がないなら、それに対応する。決して敷居を上げず、間口も広く持つというしゃぼん玉が、その中でいいものを作るという見本を見せた1台。見習うべき部分は多いはずだ。

SHABON-DAMA GSX1100S(SUZUKI GSX1100S)の詳細は次ページにて

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