カワサキ ZZR1200

掲載日:2009年12月21日 プロが造るカスタム    

カワサキ ZZR1200

熊本~京都間を一気に
駆け抜けるツアラー

「この車両のオーナー清谷さんはX4からの乗り換えでZZR1200を購入されたという方。乗り換えの最大の理由は『長距離走行をさらに快適に走れるように』ということだったんですけど、それもあって車体各部の仕様はとにかく軽く、走らせて疲れない、という方向性でまとめてあります。もちろん、時には峠も思いっきり攻められる、そういう内容にもなってますけどね」

そう笑う代表・有田さん。オーナーが日常的に走るステージは熊本~京都間というから、それだけでも驚きなのだが、各部仕様を見ていると『このマシンなら苦にならないかも知れないな』と思わせるだけの説得力がある。ZZR1200自体、スポーツツアラーとして高い資質を持っているが、その特性がモディファイによってさらに伸ばされているという感じだ。メニューの中心は軽量化とポジションの変更。軽量化はホイール、マフラー変更などはもちろん、センターカウルをカーボン化するなどして、徹底。ポジションに関しては、ハンドル位置をアップ、ステップ位置は反対に若干ダウン。さらにアウトリズム製バーエンド(防振対策)、デイトナ製グリップヒーター(防寒対策)、同じくコージーシート装着など、快適性を高めるための装備も充実している。

「あとは、やっぱりペイントでしょう(笑)。ZZR1200はライトまわりが特徴的なんですが、それが印象の弱さにもなってると思うので、パープルとホワイトのパターンで鋭さを出すよう、工夫しました」(同)

快適性重視とは言え、やはり見た目も欠かせない。このあたりがカスタムならではの面白さだ。しかし、だからこそ長距離を駆ける相棒たり得るのかも知れない、とも思う。

有田商会 ZZR1200の詳細写真は次のページにて

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