
掲載日:2011年01月21日 プロが造るカスタム
元ヨシムラのメカニックとして腕を奮った竹中 治代表が主宰するブライトロジックだが、入庫車両は大方がイメージするスズキ車以外も、様々なバイクが集まってくる。
「この車両、ウチにカスタムで入ってきたんですけど、チェックしてみたらフレームが曲がっていたんです。そこでどうせカスタムするなら、ということでたまたまウチに在庫していたゼファー750フレームを使って全部作り直しました。ホントはたまたまじゃなくて、僕が乗ろうと思って取ってあったんだけどね」(ブライトロジック代表・竹中さん)
そのフレームはホイールワイド化、エンジンチューンなどを前提に約10カ所を補強。竹中さんによれば「ゼファー750の純正フレームは、入れるべきところにはガセット補強などちゃんと入っている」とのことで、ピボット部やステアリングヘッド内側など、チューン時に補強が必要になる部分や、補強作業自体が難しい部分を中心に手を入れている。まさにこれは、量産が前提の純正仕様ではやりたくてもできない部分だと言えるだろう。
その一方で、エンジンはコスワースφ68・5mmピストンで796cc化、ヨシムラST-1カム、バックトルクリミッター(ZR-7純正を流用)組み込みなどでチューン。エキパイや前後ブレーキまわりなど、すでに装着済みのパーツをそのまま活かした部分も見られる。
「このエンジン、(5→)6速ミッションも組んであるんですけど、僕ならバックトルクリミッターだけにして、ブレーキはブレンボを選ぶかな(笑)。いずれにしてもここまでやれば十分っていうレベルまで仕上げたから、乗っても楽しめると思いますよ」(同)
社外φ41mmフォーク、ステム、リヤアーム(ZXR400純正改)など、足まわりもきっちりとモディファイ。750ならではの軽快さを存分に味わえるパッケージに仕上がった。
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