掲載日:2010年12月13日 プロが造るカスタム
80年代前期に活躍したZ改レーサーもイメージリーダーとなっていて、それに倣ってセパレートハンドルを装着。フォークアッパーブラケットにはバーハンドルマウントも見える。回転計は電気式として精度を高め、クラッチは油圧作動化、スロットルは当時の定番のハイスロットルに変更される
エンジンはワイセコφ73mmピストンを組み込んで1015→1105ccに排気量を拡大。ヨシムラ製ST-2(ステージ2)カムシャフトやヨシムラ強化バルブスプリング/強化カムチェーンも組み込まれる。キャブレターはFCRが登場した後も根強い人気を保っていたCRスペシャルで、パワーフィルター仕様
フロントフォークはモリワキKYBに換装、インナーチューブφ36mmはSTDと同径のためトリプルツリーはZ1R-IIのSTDを使用。ブレーキキャリパーはAP製のCP2696・対向2ピストンで、あえてフォークアウターチューブの前側に装着される。ホイールはドイツPVMの“エレクトロン”でマグネシウム合金製