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燃焼効率を高めてフリクションロスを低減することで、パワーを落とすことなく低燃費を実現したSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載。空冷4スト単気筒SOHC2バルブ154ccから14psの最高出力とクラス最高レベルの燃費性能を発揮。日本向けにはFIを搭載し、平成28年国内排ガス規制にも対応。
マフラーテールエンドをデュアルタイプにすることでスタイリッシュな外見とともに高い排気効率を実現。弾けるエキゾーストノートが魅力だ。メッキパーツを使った高級感のあるフィニッシュにも注目したい。
フロントフォークにはインナーチューブ径φ41mmの正立タイプを採用し、高い剛性を確保しつつ安定したコーナリング性能を発揮。ブレーキはフロントφ266mm&リアφ220mmのダブルディスクを採用するなど確実な制動力を確保。
7段階のプリロード調整が可能なモノショックを採用し、快適な乗り心地と安定したハンドリングを実現。ストローク感があり、路面のギャップもしっかり吸収してくれる。
リフレクターのデザインを最適化し、コンパクトなヘッドライトカウルやクリアレンズの小ぶりなウインカーとともにシャープで現代的なイメージを演出したフロントマスク。
テールランプにLEDを採用することで、コンパクトなテールまわりのデザインを実現。シートカウルと一体化したデザインのグラブバーにより、絞り込まれたスリムなリアビューとなっている。
大排気量モデル並みの肩幅から一気に絞り込まれた挑発的なラインを持つフューエルタンクまわり。シュラウドとともにエッジの効いたアグレッシブなデザインが印象的だ。タンクカバーは分割構造の樹脂製で本当の燃料タンクはその中に収まっている。
レッドステッチに彩られた有機的なデザインのシート。前後スペースを段差で分けた一体型の形状とし、スタイリングと実用性を両立。座面はゆったりとして座り心地も良い。
シートはメインキーで簡単に脱着できるタイプ。中央に小スペースがあり、最低限の車載工具程度は積めそうだ。3か所に簡単なヘルメットホルダーを装備する。
日本向けに前後タイヤはダンロップ製に変更。特にリアタイヤは140サイズのラジアルタイプとするなど、ワンクラス上の性能とクオリティを確保している。グリップ感も上々だ。
ステップホルダーはヒールプレートを装備した本格的なアルミ製で、ステップバーは厚手のゴムで防振対策されたタイプを採用する。ペダルやリンクロッド類はスチール製だ。
デジタル機器に慣れ親しんだ若者向けにスマホをイメージしたというフル液晶デジタルメーターを採用。イグニッションONで「READY GO」と標示される演出も気が利いている。