ヤマハ XSR900
ヤマハ XSR900

ヤマハ XSR900 – 抜群の運動性を秘めた09シリーズの3作目

掲載日:2016年07月08日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/中村友彦  写真/柴田直行  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

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インジェクションマップは異なるものの、クロスプレーンコンセプトに基づいて製作された並列3気筒エンジンの基本構成は、兄弟車のMT-09/トレーサーと共通のものだ。ただしXSRには扱いやすさを高める新機構として、アシスト&スリッパークラッチが導入されている

ショートマフラーの排気口とフルデジタル式メーター、ヘッドライト、テールランプはシンプルな円形。尖ったデザインだったMT-09/トレーサーとは異なり、XSRは円をデザインモチーフにしているのだ

3.50-17・5.50-17のホイールや、フロントφ298mmディスク+ラジアルマウント式対向4P/リアφ245mmディスク+片押し式1Pのブレーキも、MT-09/トレーサーと共通の装備だ。アルミ製フロントフェンダーステーにはカスタムパーツ的な高級感が備わっている

スプリングと伸/圧ダンパーの設定は異なるものの、前後ショックユニットもMT-09/トレーサー用をベースにして開発。ホイールトラベルは近年のオンロードバイクの基準ではやや多めとなる、フロント137mm/リア130mmで、この数値もMT-09/トレーサーに準じている

コンパクトなメーターは右にオフセットして装着。エンジン特性とトラクションコントロールの介入レベルは、各3種から選択が可能

シート下にはETCユニットに配慮した空間が設けられているものの、、兄弟車としてトレーサーが存在するためか、積載性に対する配慮はほとんどなし。車載工具はシート裏面にマウントされる

ガソリンタンクカバーは3分割式で、左右パネルはアルミ製。外装類のボルトには、質感の向上を意識した専用設計品を数多く投入した

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