

掲載日:2014年10月02日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 写真・動画/山家 健一 衣装協力/HYOD
エンジンは低中速トルクに優れるNC750シリーズと共通の水冷4ストローク直列2気筒 OHC 4バルブ、排気量745ccを採用。ミッションはシフト操作を自動化するDCTのみの設定だが、WMTCモード値で28.4km/Lの優れた燃費を実現。
フロントブレーキはφ320mmディスクに2ポットキャリパー、リアはφ240mmディスクに1ポットキャリパーというオーソドックスな仕様ながら、ABSを標準装備し確実な制動力を発揮。ディスクは放熱性を高めるウェーブタイプを採用する。
NM4独自のライディングポジションに対応した可倒式ステップボードは、表面に滑り止め加工が施され、底面にはバンクセンサーを装備するなど、快適性とスポーティな走りを両立する仕様。
02独自のスタイルであるボリューム感を演出するリアユーティリティボックスを左右に装備。シートカウルと一体化したテールランプ、ボックス後部にビルトインされたウインカーともにLEDタイプだ。
リアユーティリティボックスはメインキーで開閉できるタイプで、容量は左右ともに7.5リットル。コンパクトだがレインウエアや車載工具、お弁当だって収納することができる。
なんといっても印象的なのが、近未来ロボットアニメ的な造形のフロントマスク。カウルに奥まったLEDタイプのヘッドライトとエッジに埋め込まれたウインカー、カウル一体型のバックミラーなどが斬新。
フロントカウル左右にユーティリティボックスを装備。左側ボックスはキーロック式でアクセサリーソケットを装備。02は加えてETC車載器を標準装備する。容量は左側が1リットル、右側が3リットル。
燃料タンクはNC750シリーズとは異なり、通常の位置に設置。タンク容量は11リットルとなっている。給油口はエアプレーンタイプのキャップを採用。カウル脇にはラジエター冷却用ダクトが見える。
バックレスト機能を併せ持つ起立式ピリオンシートが特徴。深く腰掛けるバスケット型シートとの組み合わせにより、潜り込むようなコックピットポジションを実現。
起立式ピリオンシートは、タンデム時にリアシートとなる他、ソロではノッチ式により3段階の角度調整が可能。また、ボルト調整により前後にも4段階で位置調整ができる。
DCTのモード切り替えは、右側グリップに装備されたスイッチで行う仕組み。Nがニュートラルで発進時はDモードかSモードを選択。グリップ前部にはATとMTを切り替えるスイッチがある。走行中のモード切り替えも可能。
中央には速度計、タコメーター、DCTモードなどを表示するデジタルメーターを、左右にはインジケーター類を配置したスタイリッシュなコックピット。デジタルメーター部分は直観的にモードを認識できる自動可変色タイプとなっている。
価格(消費税込み) = 116万1,000円
※表示価格は2014年10月現在
「近未来」と「COOL」をテーマに開発された新感覚モーターサイクル。標準モデルの「NM4-01」に対し、「NM4-02」はボリューム感のあるリヤデザインにユーティリティボックスなどを備えた上級版。
■エンジン型式 = 水冷4ストローク直列2気筒 OHC 4バルブ
■総排気量 = 745cc
■ボア×ストローク = 77×80mm
■最高出力 = 54ps(40kw)/6,250rpm
■最大トルク = 68Nm(6.9kgf-m)/4,750rpm
■トランスミッション = 6速
■サイズ = 全長2,380×全幅810×全高1,170mm
■車両重量 = 255kg
■シート高 = 650mm
■ホイールベース = 1,645mm
■タンク容量 = 11リットル
■Fタイヤサイズ = 120/70-18
■Rタイヤサイズ = 200/50-17
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