

掲載日:2012年02月02日 試乗インプレ・レビュー
HIDタイプの4灯式ヘッドライトは従来どおりだが、バックパネルをブラックアウトして精悍さを強調。ヘッドライト上のダクトやサイドラジエターへの導風口もデザイン変更され若々しくシャープな顔つきとなった。
計器類やボタンが並ぶコックピット。正面の3連メーターの下がナビで今回から3Dビューやレーンガイダンス機能なども追加された。キーシリンダーの両脇にグリップ&シートヒーターの調整ダイヤルを装備。フューエルリッド上側の黒いパッドのような部分にエアバッグを収納。
極上の快適性を誇るシート。メインシートは先端が絞られて足着き性を確保するデザイン。リアシートは座面も広く背もたれも本格的でさらに豪華仕様になっている。専用スピーカーを兼ねた肘かけやグラブバーなどパッセンジャー優先の作りが印象的。
テールランプと左右ウインカーが一体型となり、サイドケースもスリムになるなど、スポーティに洗練された新型のリアビュー。フルフェイスが2個収納可能な61リットルのトップケース、左右各40リットルのサイドケースの容量は従来どおりだ。電波式キーレストランクオープナーを採用。
現行の量産市販車では唯一のレイアウトとなる水冷4ストロークOHC水平対向6気筒 1,832cc エンジンは、PGM-FI との組み合わせにより最高出力 80kw[109ps]/5,500rpm、最大トルク161N・m[16.4kgf・m]/4,000rpmを発揮。
フレームはスーパースポーツを思わせる目の字断面のアルミ製高剛性ツインスパータイプを採用。フレームレイアウトは従来どおりだが、生産拠点が北米から熊本工場に移管されたことに伴い、材質が変更されている。
ブレーキシステムにはホンダ自慢のデュアルコンバインドABSを装備。ブレーキペダル操作によりフロントブレーキの一部が作動する方式で、フットブレーキだけで楽に安全にクルーズを楽しめる。キャリパーはニッシン製。
左手グリップには通常のウインカースイッチとヘッドライトの切り換え、ホーンなどの他に、間欠ワイパーの操作、オーディオのボリューム調整とラジオのチューナー、ナビ関連のスイッチ類を装備。走行中でも操作可能だ。
右手にはクルーズコントールとリバースギア関連のスイッチを装備。クルーズコントロールは電子制御式で上下のボタンによって速度設定の変更が可能。スターターボタンはリバースも兼用で、エンジン始動しニュートラルでRVSスイッチをオンにすると後進できる。
トップケース内にUSB端子を新設。MP3などの音楽再生ファイルに対応し、スマートフォンやiPodなどの携帯音楽プレーヤーを接続することができる。デバイスの操作は左手グリップのスイッチで可能。
パッセンジャーシートの両サイドには小物入れを装備。オプション装備のインカム接続用ジャック、パッセンジャー専用のシートヒーター調整ダイヤルやオーディオスピーカーを備えるなど至れり尽くせり。
エンジンの排気熱を利用して足元に温風を送るロアヒーターは冬場には本当にありがたい装備だ。フラップはインナーカウルに装備されたレバーによって開閉できる仕組み。
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