

掲載日:2011年11月24日 試乗インプレ・レビュー
特徴的なデュアルヘッドライトは兄弟車のVストローム1000と共通のデザイン。2007モデルからウインカーにクリアレンズを採用し、高級感を高めた。
SV650ベースの水冷4ストロークDOHC4バルブ90度V型2気筒 645cc エンジンは、8,800rpm で約 65ps を発揮。スポーツモデルを思わせるガッチリしたアルミツインスパーフレームが特徴だ。
Vストロームシリーズ共通のアップタイプのシングルサイレンサー。エキパイはステンレス製で、サイレンサーカバーはアルミに近い質感を持つ樹脂製を採用する。
フロントブレーキはトキコ製キャリパーとステンレス製ダブルディスクの組み合わせ。ハブセンターに見えるのは ABS センサーとローター。フロントフォークはプリロード調整のみの正立タイプ。
リアブレーキはフローティングタイプのシングルディスクとニッシン製キャリパーの組み合わせ。スイングアームはアルミ製のロングタイプで、リブ構造により強化されている。
リアショックはリザーバータンク付きのリンク式モノショックを採用。ダイヤル調整式の油圧プリロードアジャスターと、伸び側調整を装備。 サスペンションストロークは前後150mmと通常のロードモデルより長めの設定だ。
幅広くアップタイプのハンドルバーがツアラーらしいゆったりとしたライディングポジションを実現。3連メーターは中央がデジタルタイプで、ガソリン残量と水温などを表示。燃料タンク容量は22リットルと余裕のロングクルーズに対応。
シート高は 820mm とちょっと高めのネイキッド並みだが、車体がスリムなので足着き性は悪くない。ソフトなサスペンションに加え、シートスポンジもソフトかつ厚みも十分で乗り心地は実にいい。
グラブバーと一体になったリアキャリアは、樹脂製だが堅牢でしっかり感がある。荷台はリアシート座面とフラットになっているので、大きな荷物にも対応できる。とても実用的だ。
ステップバーは幅広で足を安定して置くことができ、ラバーも中空タイプが採用されてクッション性が高く疲れにくい。シフトタッチは軽く操作もスムーズだ。
ウインドスクリーンはボルト調整式だが3段階でアジャスト可能。プロテクション効果もなかなかのもので、寒い季節の高速巡航時などはありがたみを実感するはず。
ブリヂストンのオン&オフ用スタンダードタイヤ 『TRAIL WING』 を標準装着。サイズはフロント110/80-19、リアが150/70-17で、オンロードからフラットダート、砂利道程度なら楽に走破できる。
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