スズキ Vストローム 650 ABS
スズキ Vストローム 650 ABS

スズキ Vストローム 650 ABS

掲載日:2011年11月24日 試乗インプレ・レビュー    

欧州で人気のVツインツアラーを
モデルチェンジ前に再チェック!

Vストローム1000の弟分として2004年に投入されたミドルツアラー。ヨーロッパの山岳路を走破するためにストローク長の長い前後サスペンションを装備した、デュアルパーパス的な車体設計となっているのが特徴だ。650cc水冷Vツインの扱いやすいパワーとパルス感が魅力で、大型スクリーンやキャリアーを装備し、荷物を積んで長距離移動を余裕でこなす実用性にも注目したいところ。2012から新型が投入されるため、現行モデルはこれが最終バージョンとなるが、あらためてその素顔に迫ってみたい。

スズキ Vストローム 650 ABSの特徴

SV650系Vツイン搭載の
エンデューロツアラー

2004年に登場したVストローム650は、先行発売されたVストローム1000のスケールダウン版として欧米向けモデルとして開発された。市街地での扱いやすさとワインディングでのスポーツ性、ラフロードでの走破性を併せ持ったミドルクラスのロングツアラーとして、欧州を中心に根強い人気を持つモデルである。エンジンはスポーツモデル SV650系の軽量コンパクトな水冷DOHC4バルブ90度Vツインをベースに、低中速域でのトルクを重視したキャラクターにリファイン。フレームには専用開発された高剛性アルミツインスパータイプが採用され、ロングスイングアームと組み合わせて直進安定性を確保。

スズキ Vストローム 650 ABSの画像

この手のモデルとしては低い820mmのシート高、Vツインならではのスリムな車体により足着き性も良い。サスペンションはフロントにプリロード調整付き正立フォーク、リアにはプリロードに加え伸び側ダンパー調整付きのリンク式モノショックを装備。前後150mmのストロークとフロント19インチホイールにより、悪路での走破性と快適な乗り心地を実現するとともに、前後ディスクブレーキには ABS が装備され、確実な制動力を確保している。3段階調整式のスクリーンやグラブバー一体型の大型リアキャリアなど、旅の装備も充実している。なお、フレームや前後サス、外装類などはVストローム1000と共通である。

スズキ Vストローム 650 ABSの試乗インプレッションは次ページにて

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