ホンダ CB400 SUPER FOUR ABS
ホンダ CB400 SUPER FOUR ABS

ホンダ CB400スーパーフォア ABS – 各種新デバイスの搭載がトピック

掲載日:2008年03月13日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

ホンダ CB400 SUPER FOUR ABSの試乗インプレッション

ホンダ CB400 SUPER FOUR ABSの画像

ハンドリングは絶妙な味付け
そのパフォーマンスに死角なし

さて、実際に走り出してみよう。スタートして直ぐに気づくのは、半クラッチを必要としないほどの力強さで車体をグッと押し出してくれる豊かな低速トルクだ。エンジンの良好なレスポンスを活かした街中での走りも軽快そのもの。スムーズでトルクフル。エンジンの第一印象は、高速道路やワインディングでも変わることはない。一切唐突な部分がなく、アイドリング付近からレッドゾーン手前まで全域を使い切れる躾の良さも印象的だ。PGM-FIを含むエンジンの調教具合は流石と言う他ない。もちろんハンドリングも秀逸。速度が落ちるシーンでは切れ込むことも無く軽やかで、速度の増加につれて安定感も漸増するという理想的な特性。バイクに乗り始めたエントリーユーザーにも優しいハンドリングだ。

ホンダ CB400 SUPER FOUR ABSの画像

その一方で、ペースを上げた走りでは、意外にもライダーに正確な入力を要求してくる。最新のスポーツバイクらしく、フロント荷重を重視したライディングにも対応する高い車体剛性を確保しているが、このモデルのポテンシャルを使い切るには、より正確な荷重コントロールや各部への入力が必要だ。ラフな入力に対しては、微妙にラインが外れたり、リアの接地感がやや希薄になったりと、危険にならない範囲で反応を返してくれるので過ちが分かりやすい。初心者には優しく、ベテランには乗りこなす楽しさを提供してくれるハンドリングは、飽きのこない絶妙な味付けと言えるだろう。

ワインディングでは前後サスペンションのできの良さも実感できた。乗り始めこそ前後ともにややオーバーダンピングに感じたが、初期作動性も良くスッと短いストロークで見事に路面の変化に追従していることに気づく。恐らく、前後サスペンションは、コンバインドABSとのマッチングを十分に考慮した上でセッティングされているのであろう。この足周りであれば、コンバインドABSの制動力をアテにした走りを組み立てることも十分に可能だ。

ホンダ CB400 SUPER FOUR ABSのオススメポイントは次ページにて

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