カワサキ ニンジャ ZX-4R SE(2024)

掲載日:2023年07月13日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ ニンジャ ZX-4R SE(2024)
KAWASAKI Ninja ZX-4R SE(2024)

ラムエア加圧時の最高出力は80馬力
400クラスの4気筒スーパースポーツ

ニンジャ ZX-4R SEは、コンパクトな車体にパワフルな並列4気筒を搭載したスーパースポーツバイクです。エンジンの最高出力は57kW(77PS)/14,500rpmと、これまでの量産400ccモデルにはないハイパフォーマンスぶりを発揮します。また、走行風で吸気効率を高めるラムエアシステムも採用しており、ラムエア加圧時には最高出力も59kW(80PS)まで高まります。なお、このSEグレードは、オートブリッパー付きのクイックシフターやフロントサスペンションのプリロード調整機構なども標準で装備します。

新設計の4気筒エンジンは、街乗りで扱いやすい豊かな低中速トルクと、スポーツライディングで本領を発揮する高回転域のパワーを両立。スロットルレスポンスもクイックでダイレクトです。また、フルパワーとローパワーからモード選択が可能なパワーモードも搭載。ローパワーのモードでは、走行状態に応じて出力とスロットルレスポンスを落とし、雨天や悪路の走行においても最適なエンジン特性にコーディネートします。

車体骨格は、軽さとコンパクトさを追求した高張力鋼のトレリスフレームです。フロントサスペンションにはSHOWAのSFF-BP倒立フォークを装備し、スーパースポーツらしい運動性能に仕上げました。電子制御関係では、スポーツライディングでのパフォーマンスを強化したKTRC(カワサキトラクションコントロール)を採用。また、KTRCとエンジンのパワーモードを包括的に設定できるインテグレーテッドライディングモードも搭載しています。

メーターには4.3インチのTFTカラー液晶ディスプレイを採用。スマートフォンの接続でライディングログの取得も可能です。そのほかSEグレードの装備として、USB電源ソケットやスモークウインドシールド、フレームスライダーも採用。車両重量190kg、シート高800mm、燃料タンク容量は15L。車体色はメタリックブラックとキャンディブルーの2種類を用意、車両価格は消費税10%込みで112万2,000円。発売は2023年7月15日です。

カワサキ ニンジャZX-4R SEのここがポイント!
  • ● 最高出力77馬力(ラムエア加圧時80馬力)の4気筒エンジン
  • ● オートブリッパー付きのアップ&ダウン対応クイックシフター
  • ● プリロード調整機構付きのSFF-BP倒立フロントフォーク

カワサキ ニンジャZX-4R SEのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    YZF-R3 ABS

    スタイリッシュな外観デザインと日常での扱いやすさが持ち味のスポーツモデル。最高出力31kWの直列2気筒を搭載、車両重量は169kg。消費税10%込みで72万6,000円。

  • ホンダ
    CBR400R

    アグレッシブな外観デザインが魅力のスポーツモデル。鋼管ダイヤモンドフレームに最高出力34kWの直列2気筒を搭載、車両重量は192kg。消費税10%込みで84万1,500円。

  • カワサキ
    ニンジャ400

    軽量トレリスフレームに並列2気筒エンジンを搭載したハイパフォーマンススポーツモデル。最高出力35kW、車両重量は167kg。価格は消費税10%込みで75万9,000円。


こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索