ハーレーダビッドソン ナイトスター(2022)

掲載日:2022年06月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

Harley-Davidson Nightster(2022)
Harley-Davidson Nightster(2022)

スポーツスターらしいシルエットを継承
エンジンは975ccの水冷Vツインを搭載

ナイトスターは、水冷60度Vツインエンジンを搭載する新世代スポーツスターシリーズの新しい一台です。車体は無駄を削ぎ落としたシンプルな構成で、低く力強いスタイリングを採用。典型的なスポーツスターシルエットに仕上がっています。エンジンの排気量は、同シリーズの先陣を切った2021年のスポーツスターSが1,252ccだったのに対し、このナイトスターは975cc。車両重量は221kgまで抑えられ、シートハイトも低めの705mmに設定。小柄なライダーでも安心して乗れるバイクとなっています。

エンジンはRevolution Max 975Tと呼ばれるパワーユニットです。エアボックスのサイズをはじめ吸気系パーツの寸法形状を最適化することで、パワーバンドが広く、力強い加速をみせる特性としています。最大トルクは5,750rpmで95Nmを発生。ライドモードは、ダイレクトで直感的に走れる「スポーツモード」、バランス重視の「ロードモード」、安全性重視の「レインモード」の3種類を用意。路面状況などに合わせて、右手のコントローラーで選択することができます。

車体骨格は、エンジン自体を剛性部材とする構造を採用。車両重量を軽減しながら高い剛性を保っています。またテールセクションの構造をアルミニウム製とすることで軽量化をさらに促進。サスペンションはフロントにショーワ製のコンベンショナルフォークを、リアにツインショックを装備。操作系にはミッドフットコントロールとローライズしたハンドルバーを採用し、快適な姿勢でのライディングを可能としています。

そのほか電子制御の安全技術として、加速時の後輪の空転を防ぐコーナリングトラクションコントロール、エンジンブレーキによる後輪スリップを抑えるドラッグトルクスリップコントロールなども採用し、ライダーの操縦をサポートします。車体色および車両価格は、ビビッドブラックが消費税10%込みで188万8,700円、ガンシップグレーおよびレッドラインレッドが消費税10%込みで191万9,500円。発売は4月13日です。

ハーレーダビッドソン ナイトスターのここがポイント!
  • ● スポーツスターらしさを受け継ぐ外観デザイン
  • ● トルクフルな975ccの水冷Vツインエンジン
  • ● 小柄なライダーでも扱いやすい軽量な車体

ハーレーダビッドソン ナイトスターのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    ボルト Rスペック ABS

    シンプルを追求したボバースタイルのクルーザーモデル。941ccの空冷Vツインを搭載。最高出力40kW、最大トルク80Nm、車重は252kg。税10%込みで104万5,000円。

  • トライアンフ
    ボンネビルスピードマスター

    ゆったりとした乗車姿勢が魅力のモダンクラシック。1200cc水冷並列2気筒を搭載、最高出力58kW、最大トルク106Nm、車重は264kg。税10%込みで184万4,000円より。

  • モトグッツィ
    V9 ボバー

    ファットタイヤとミニマルな構成が特徴のボバースタイルモデル。853ccの空冷Vツインは最高出力47.8kw 最大トルク82Nm、車重は210kg 税10%込みで135万3,000円。


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