スズキ GSX-S1000GT(2022)

掲載日:2022年03月08日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ GSX-S1000GT(2022)
SUZUKI GSX-S1000GT(2022)

タンデムライダーの快適性にも配慮
GSX-S1000のグランドツアラー

GSX-S1000GTは998ccの並列4気筒を搭載するスポーツツアラーです。ネイキッドモデルのGSX-S1000をベースに、フルカウルや専用設計のシートレールなどを採用し、長距離ツーリングを快適に楽しめるグランドツアラーとして仕上げました。外観もGTと呼ぶにふさわしいエアロダイナミクスを追求したデザインです。フロントの左右に配置したモノフォーカスタイプのLEDヘッドライトは、ひと目でGSX-S1000GTと分かる顔を作り上げています。

車体骨格にはアルミニウム製のツインスパーフレームを採用、スイングアームも同じくアルミニウム製です。シートレールを低めの位置にすることにより、ピリオンシートの形状や厚み、クッションなどを最適化し、タンデムライダーの快適性も追求しています。サスペンションはフロントに倒立フォーク、リアにプログレッシブ特性のリンク式を採用、同車にふさわしいセッティングとすることで快適なハンドリングと安定した走りを実現しています。

パワーユニットは、高出力を維持しながら排出ガス規制をクリア。また電子制御技術によってエンジンをきめ細かくコントロールすることで、ライディングの楽しさと高揚感のある加速性能を味わえるようにしました。最高出力は110kW(150PS)/11,000rpm、電子制御スロットルやドライブモードセレクターも採用。駆動系にはアシストクラッチ、双方向クイックシフト、5段階+オフモードのトラクションコントロールも装備しています。

そのほかクルーズコントロールやETC2.0車載器なども採用。6.5インチTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイは、スマートフォンとの連携で地図やアドレス帳などの情報を表示することも可能です。車両のメーカー希望小売価格は消費税10%込みで159万5,000円、車体色はトリトンブルーメタリック、リフレクティブブルーメタリック、グラススパークルブラックの3種類。発売は2月17日です。

スズキ GSX-S1000GTのここがポイント!
  • ● エアロダイナミクスを追求したフルカウルの外装
  • ● タンデムライダーの快適性も考慮した車体設計
  • ● 最高出力110kwのパワフルな直列4気筒エンジン

スズキ GSX-S1000GTのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ニンジャ1000SX

    全回転域で強力なパワーを発揮する1,043ccの並列4気筒を搭載。エレクトロニッククルーズコントロールなどを採用。最高出力104kW。税10%込みで151万8,000円。

  • ホンダ
    VFR800F

    V型4気筒搭載のスポーツツアラー。低中回転では2バルブ、高回転では4バルブを稼働するハイパーVTECを採用、最高出力79kW、税10%込みで144万5,400円から。

  • ヤマハ
    トレーサー9 GT ABS

    最高出力88kWの3気筒を搭載。ダンパー内蔵サイドケース取り付け用ステーやクルーズコントロール、電子制御サスペンションなどを採用。税10%込みで145万2,000円。


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