カワサキ バルカンS(2019)

掲載日:2019年10月25日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ バルカンS(2019)の画像
KAWASAKI VALCAN S(2019)

649ccの水冷パラレルツインを搭載
流線型スタイルが美しい都会派クルーザー

バルカンSは、ボリューム感ある流線型の造形と、ロー&ロングのスタイルを採用した都会派クルーザーです。軽量コンパクトな設計の649ccパラレルツインエンジンを搭載し、そのパワーユニットを包み込むように高張力鋼のパイプフレームを配置。ハンドリングは軽く、リラックスして乗れ、初心者でも扱いやすい特性です。またフレームからリアサスペンション、スイングアームへとつながるバルカンラインと呼ばれる曲線は、車体全体が美しく見えるようデザインされています。

エンジンは低中速域を重視した味付けで、最高出力は45kW(61ps)/7,500rpm、最大トルクは63Nm/6,600rpm。クランクシャフトのフライホイールを重くし、扱いやすい出力特性にしています。レスポンスはスムーズで、通常の発進も、高速道路での追い越し加速でも心地良いパワーを感じることができます。また、エンジンの冷却方式は水冷ですが、シリンダーヘッドには空冷のようなフィンを採用。燃料消費率は32km/L(60km/h定地燃費)、燃料タンク容量は14Lです。

ライダーの体格に合わせて調整できる乗車ポジションも同車のセールスポイントです。フットペグは標準位置から25mm間隔で前方に2段階、3通りの調整が可能(調整時に必要なシフトロッドは別売)。また別売品となりますが、着座位置を標準より53mm前方に設定できるカスタムシート(税10%込みで1万7,039円)や、快適性向上と同時に着座位置が後方に移動するコンフォートシート(税10%込みでフロント3万4,980円、リア2万9,040円)なども用意。小柄な体格の方はもちろん、よりゆったりと乗りたいという場合も、乗車ポジションの変更を楽しめます。

なお、上記のほかにも、各種ハンドルバーやウインドシールド、バックレスト、サドルバッグなど、多数の別売パーツが同車には用意されています。車両価格は車体カラーによって違い、メタリックフラットスパークブラックが消費税10%込みで84万7,000円、ストームクラウドブルーは同じく税込みで85万8,000円となっています。

カワサキ バルカンS(2019)のここがポイント!
  • ● 流れるような美しいデザインのスタイリング
  • ● 低中速重視の水冷パラレルツインエンジン
  • ● 3段階で前後の位置調整ができるフットペグ

カワサキ バルカンS(2019)のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    レブル500

    水冷の並列2気筒を搭載したクルーザー。気軽に楽しめるサイズ感や、ライダーの股下でくびれたナローシェイプフレームなどが特徴。消費税10%込みで79万9,700円。

  • ヤマハ
    ボルト ABS

    941ccの空冷Vツインを搭載したボバースタイルのクルーザー。ティアドロップ型のタンクやエンジンの鼓動感、シンプルな車体構成などが特徴。税10%込みで97万9,000円。

  • ハーレーダビッドソン
    XG750 ストリート750

    水冷のVツインエンジンを搭載するハーレーダビッドソンのスポーティモデル。都会を意識した流麗かつ軽快なスタイルなどが特徴。消費税10%込みで88万3,300円から。

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