掲載日:2018年04月23日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山研二
1975年から40年以上もホンダのフラッグシップであり続けるゴールドウイングが、17年ぶりにフルモデルチェンジ。6世代目となるこのモデルでは、ダブルウィッシュボーンフロントサスの採用やエンジンのコンパクト化など大胆な変更も行われ、代を重ねるごとに大きくなってきた車体が、ここにきてギュッと引き締まり、そして軽量になりました。またモデルチェンジにともない、リアトランク装備のこのタイプはゴールドウイングツアーという名称になりました(サドルバッグのみがゴールドウイングです)。
新採用のダブルウィッシュボーンフロントサスは、軽快なハンドリングを生み出すとともに、ハンドルに伝わる振動を低減。従来のテレスコピック式に比べ、ステアリング軸周りのスペースが少なくて済むためコンパクトなスタイリングにも貢献しています。また変速装置にはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)も用意。3世代目となるこのDCTは、7速化により変速ショックが緩和されたほか、微速前後進機構も追加されました。一方のマニュアルトランスミッションモデルも、従来の5速から6速へと進化、アシストスリッパークラッチも採用です。
エンジンはモーターサイクルとしては唯一の水平対向6気筒を継承していますが、前後長を短くした新設計です。エンジンが短くなった分、搭載位置を前方に移してライダーの足元スペースを確保。また新世代ユニカムバルブトレインやアルミスリーブの採用により、エンジン単体重量は6速マニュアル仕様で従来より約6.2kg軽量化。DCT仕様でも約3.8kg軽くなっています。吸排気弁は4バルブとなり、ボア・ストロークは73×73mmに変更。スロットルバイワイヤシステム、シーン別ライディングモードとそれに連動したトルクコントロールも採用しました。
リアトランクには2個のフルフェイスヘルメットが収納可能で、サドルバッグと合わせると容量は110L。そのほかスマートキーやApple CarPlay対応のインフォテイメントなども装備。DCT仕様車にはアイドリングストップ機構やエアバッグも採用されています。DCT仕様の車体色はキャンディーアーダントレッド/ダークネスブラックメタリックのツートーンで、価格は税8%込みで331万5,600円。6速マニュアル仕様はキャンディーアーダントレッド、パールホークスアイブルー、パールグレアホワイトの3種類。車両価格は税8%込みで295万9,200円です。
シャークノーズフェアリングに13.5インチのウインドスクリーンを、リアにツアーパックラゲッジキャリアを装備するツーリングモデル。税8%込みで380万円から。
バガースタイルのK1600Bにトップケースを装備したラグジュアリーツアラー。エンジンは1,648ccの並列6気筒、最高出力は118kW(160ps)。355万円(税8%込み)。
クラッチ操作なしでシフトチェンジが可能なYCC-S(ヤマハ電子制御シフト)採用のスポーツツアラー。108kW(147ps)の水冷直列4気筒搭載。183万6,000円(税8%込み)。
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