ヤマハ MT-09SP

掲載日:2018年04月25日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ MT-09SPの画像
YAMAHA MT-09SP

高性能サスや質感の高い装備を採用
MT-09のスペシャル仕様がラインナップ

ネイキッドとスーパーモタードの異種混合スタイルに、最高出力85kW(116ps)/10,000rpmの845cc水冷直列3気筒を搭載したスポーツバイクMT-09に、スペシャルバージョンの「MT-09SP」が登場しました。このSPは、チューニングされた高性能サスペンションを使用することでスポーツ性を向上、また車体の各部には質感の高い専用パーツの数々を採用しています。車体のカラーリングもSP専用で、燃料タンクはブラックとシルバーのツートーンに塗り分けられています。

リアサスペンションはオーリンズ製です。スプリングプリロードはリモートアジャスターを装備していますので、特別な工具を使わず簡単に調整することができます。減衰力は伸側30段階、圧側20段階調整で、ライダーの好みに合わせた柔軟なセッティングが可能です。一方のフロントサスペンションはKYB製となり、左右両側に伸側と圧側の減衰力調整機構を装備。圧側はさらに高速と低速の調整が可能となっています。またフォークトップには「MT-09 SP」の刻印が施され、走りへのこだわりを演出します。

ネガポジ反転マルチファンクションメーターもSP専用のパーツで、黒地の盤面に白文字が浮かび上がる液晶表示は独特な印象です。ダブルステッチシートもやはり同車専用品。クッション形状を作り込むことで、発進から制動時までの様々な状況で優れたフィット性を実現するのと同時に、上質なシート表皮とブルーのダブルステッチがスポーティなイメージを醸し出しています。前後のホイールにはSP専用リムグラフィックを採用。ブルーに塗られたホイールのリム部分に「MT-09 SP」の文字が配置されています。

そのほかハンドルバーと左右のレバーにブラックカラーのパーツが使われるなど、細部にも標準モデルとの違いが見られます。気になるMT-09 SPのメーカー希望小売価格は、消費税8%込みで111万2,400円。これは標準モデルのMT-09よりも10万8,000円高となる設定です。

ヤマハ MT-09SPのここがポイント!
  • ● 専用セッティングの高性能サスペンション
  • ● ブラックとシルバーのツートーンカラー
  • ● ネガポジ反転マルチファンクションメーター

ヤマハ MT-09SPのライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    ストリートトリプルRS

    ショーワのフォークとオーリンズのリアショックを採用したストリートトリプルシリーズのトップモデル。765ccの3気筒は90kW(123ps)を発生。143万円(税8%込み)。

  • カワサキ
    Z900

    パワーとハンドリングを追求したスーパーネイキッド。948ccの並列4気筒を軽量トレリスフレームに搭載。最高出力92KW(125ps)、価格は95万400円(税8%込み)。

  • ホンダ
    CB1000R

    高張力鋼のバックボーンフレームに、吸排気系やギアレシオを最適化したCBR1000RR用の直列4気筒を搭載したネイキッドスポーツバイク。163万6,200円(税8%込み。)

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