掲載日:2018年04月19日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
カワサキZ1を思わせるクラシカルなルックスのZ900RSをベースに、カフェレーサースタイルのバリエーションモデル「Z900RS CAFE(カフェ)」が登場しました。専用色に塗られた車体にレトロな雰囲気のフロントカウルやローポジションハンドル、ショートステータイプのバックミラー、段付き形状のシートなどを採用。ベーシックなZ900RSとはひと味違う、1970年代当時のカスタムバイクを思わせるスポーティなシルエットに仕上げられています。
エンジンは低中速域での力強さと扱いやすさが持ち味の948cc水冷並列4気筒です。スロットルボディには吸気効率の良いダウンドラフトタイプを採用するなど、現代のテクノロジーがつぎ込まれている一方、シリンダーは空冷エンジンをイメージさせるフィン形状とするなど雰囲気作りも抜かりはありません。なお、エンジンの基本諸元はベースのZ900RSに準じるものですが、細かな部品の塗装色やエンジンカバーのエンブレムなどに専用品が使われています。
車体色のバリエーションは、モノトーンな雰囲気のパールストームグレーと、カスタム感あふれるヴィンテージライムグリーンの2種類です。フロントカウルからティアドロップタンク、Z1タイプのテールカウルにかけてのラインもレトロ調で趣があります。ハンドルバーをはじめ車体各部に採用されたブラックのパーツや、ヘアライン仕上げで落ち着いた光沢のマフラーまわりも、カフェレーサーらしい雰囲気作りを後押ししています。
ハンドルが低く下げられていることに加え、シートハイトは20mmアップしていますので、ライディングポジションは標準モデルより前傾気味となります。見た目だけでなく、跨ってさらにカフェレーサーらしさを感じることのできるスポーティなモデルなのです。メーカー希望小売価格は、キャンディトーンブラウン/キャンディトーンオレンジのZ900RS標準モデルより2万1,600円高の135万円(消費税8%込み)となっています。
空冷4気筒に正立フォーク、リア2本ショックという古典的な構成のCB1100。RSは17インチキャストホイールを採用したスポーティモデル。137万8,080円(税8%込み)。
古風なデザインと現代技術が同居するモダンクラシックのカフェレーサー。水冷並列2気筒にライドバイワイヤやトラクションコントロールを採用。160万円(税8%込み)。
744ccの空冷2バルブVツインを縦置きで搭載するVⅢシリーズのスポーティモデル。セパレートハンドル、ストッパー付きシートなどを採用。139万8,000円(税8%込み)。
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