ホンダ NC750S

掲載日:2014年09月30日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ NC750Sの画像
HONDA NC750S

モーターサイクル本来の楽しさを広げる
シンプルなシルエットのネイキッドスポーツ

ニューミッドコンセプトシリーズの1台として登場したNC700Sの排気量を745ccまで拡大し、ギアレシオの見直しなどで燃費も向上、加えて装備の充実も図ったネイキッドモデルです。シンプルで軽快感のあるスタイリングに、モーターサイクル本来の操る楽しさを融合。気軽にライディングを楽しめるよう足着き性の良いシートが装備されています。さらに十分なラゲッジスペースも確保しました。

エンジンは低回転域のトルクにゆとりを持たせた水冷の直列2気筒です。ピストンのボア・ストロークは77×80mmのロングストローク設計で、2軸バランサーで振動を抑えて快適で扱いやすい特性としています。また、低中速回転域で確実な燃焼を行うため、燃焼室形状やバルブタイミングを最適化。2名乗車時の60km/h定地燃費は42.5kmです。エキゾーストポート直下に配置したキャタライザーと電子制御インジェクションで環境性能も追求しています。

車体骨格はしなやかさと剛性感を兼ね備えるダイヤモンドフレームを採用。優れた燃費により小型化できた燃料タンクはシート下に配置。コンベンショナルなモーターサイクルの燃料タンク位置には、フルフェイスヘルメットも収納できる容量21リットルのラゲッジスペースを確保。さらに、シリンダー前傾角62度のエンジンで低重心化を追求し、安心感のある走りを実現。そのほか燃費計やギアポジション表示などもあるフル液晶コンビメーター、パッセンジャーの快適性を配慮した左右別体式のタンデムグリップ、積載に便利な荷掛フックなど、ユーティリティ装備も充実。

車体カラーはホワイトとブラックの2種類、車両価格は標準モデルで66万8,520円(消費税8%込み)。ほかにもABS装備モデル、デュアルクラッチトランスミッション装備モデル(ABS装備)、ETC車載器とグリップヒーターを装備したE Package(デュアルクラッチトランスミッション装備モデル)の各タイプを用意。ライフスタイルに合わせたセレクトができるのもNC750Sの魅力です。

ホンダ NC750S のここがポイント!
  • ● 出力アップと燃費改善を果たした新エンジン
  • ● エンジン上側に設置した大容量ラゲッジスペース
  • ● シンプルなシルエットのネイキッドスタイル

ホンダ NC750Sのライバルはこれだ!

  • スズキ
    グラディウスABS

    SV650のエンジンをベースに中低回転域のトルクアップを図ったVツインをトラスフレームに搭載。エレガント&スポーティをデザインコンセプトにしたオシャレなネイキッド。

  • BMW Motorrad
    F800R

    扱いやすく、なおかつパンチの効いた798ccのパラツインエンジンを搭載するロードスターモデル。異型のデュアルヘッドランプや男性的なデザインのスタイリングが象徴的。

  • ホンダ
    NC750X

    NC750Sと同じニューミッドコンセプトシリーズとして開発された兄弟モデル。オフロードイメージのタイヤパターンや、オン/オフミックスのクロスオーバーデザインを採用。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索