掲載日:2010年02月10日 特集記事 › DOHC4バルブ空冷直4の楽しみをここに!
記事提供/2009年10月1日発行月刊ロードライダー 10月号
CB- Fシリーズが生産を終えて約25年が経つが、その間もフラッグシップ・ネイキッドとしての新生Fの登場を望む声は絶えることがなかった。ホンダもその声を意識していて、1999年の東京モーターショーではCB750Four(K)イメージのコンセプトモデル“CB-Four”を出展、さらに2007年の同ショーではCB1100Rイメージの同名カフェレーサーと、CB1100F名のベーシックネイキッドの、2モデルを出展した。
このRとFとはCB名を使いながらも構成は別もので、Rは極太鋼管によるアンダーループレスのダイヤモンドフレームに、新作と思われるDOHCヘッドとオイルパン部を持ったエンジンを抱いていた。ホイールは3・50-17/5・50-17。一方のFはフレーム管径はRより抑えつつも、CB1300SF由来と目されるケースを軸にしたエンジンをしっかり前後から支持。R同様にアンダーループレスとして車高を抑えるのも特徴だ。こちらのホイールは3・50-17/4・50-17(タイヤは120/70ZR17・170/60ZR17)か。
そして浮かび上がった新CBだが、この後者、Fをリファインしての登場とみられる。大筋、下写真のイメージと考えてよさそうだ。排気量は1100ccで、燃料供給はPGM-FI。排気系は下写真のFのように4in1スタイルだが、現行CBR1000RRの技術延長と考えれば構造の理解はたやすい。
フロントフォークはφ43mmでリヤサスはリザーバーなしと、カスタムを知っている現行ユーザーが手をつけたくなることも含んだ仕様となりそうだ。現状では価格もスペックも未定ではあるけれど、2010年型としての登場と、ホンダが本気で空冷CBを続けるということは確かなのだ。
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'07年のCB1100Fについては“空冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒1140cc、全長2100×全幅790×全高1080mm”とだけ資料に記載。CB400Fourを彷彿させる排気系は翌'08年型CBR1000RRのそれによって技術の裏付けがされたと考えていい。今秋の発表を楽しみに待ちたい
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