掲載日:2010年02月01日 特集記事 › ニンジャが欲しい!!
記事提供/2009年4月1日発行 絶版バイクス3
取材協力/Motor House ASANO
中古車市場ではフルノーマル車両を探すことのほうが難しいほどカスタムされた車両が多く出回るニンジャ。
そんなカスタムニンジャを選ぶ上での注意点をモーターハウスアサノで伺った。
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工場にはホイール換装作業中のニンジャが入庫していた。ニンジャは絶版となった今でも、カスタムの依頼が絶えないという。
右上/代表の浅野さん所有のニンジャ。カスタムに関して、長年にわたり、自身でトライ&エラーを繰り返してきただけあり、その知識は豊富だ。
右/店内には自社で開発したパーツや、代表の浅野さんが自らの経験から選んだ様々なカスタムパーツが、多数販売されている。
カワサキ正規取扱店でありながら、車両の販売だけに留まらず、オリジナルマフラーやパーツの開発、販売なども幅広く手がけるモーターハウスアサノ。今回、カスタムニンジャの購入に関する注意点を伺うとともに、同店のお客さんからもニンジャのカスタムについてお話を聞くことができた。
同店のお客さん2人は、口を揃えて、これからニンジャを購入する人には、一度ノーマルの良さを体感してみて欲しいと言う。その上で手を加えていくことにより、カスタムの有効性が体感できるためだ。しかし理想のカスタム中古車両があった場合、後々のカスタム費用を考えるとユーザーにとって、お得感は高い。
代表の浅野さんによると、市場に出回るカスタムニンジャの中古車の中には、選択されたパーツによって、危険なカスタムマシンとなったニンジャも少なくないと言う。特にリアホイールの17インチ化に関してのトラブルが多く、排気量の小さい400ccクラスの車両ホイールを流用したことにより、ホイールベアリングの耐久性が低下している車両や、正確なチェーンラインが出ていない車両すらあるという。
カスタムニンジャはノーマルよりも程度の差が激しく、その程度の差は見分けにくい。購入にあたっては、実際にその車両を制作したショップや、ニンジャのカスタムについて豊富なノウハウを持つショップの車両を選びたい。
![]() | 東京都江戸川区一之江3-24-3 phone 03-3656-2657 創業なんと80年という長い歴史を持つ、Motor House ASANO。新車、中古車の販売はもちろん、カスタムマシンの製作から、日常の細かなメンテナンスまで幅広く対応している。代表の浅野さんが、個人的にフルカスタムのニンジャのオーナーであることもあり、これまで数多くのカスタムニンジャを世に送り出してきた。なおMotor House ASANOでは常時多数のオーダーを抱えているため、カスタムに関しては、あくまで車両を同店にて購入した方に限り、行っている。 |
「手を入れ始めたら | 1997 A10 至る所に手が入った前沢さんのA10ニンジャは、本人の中では、もはや完成状態。浅野さんに勧められて行った、リヤホイール17インチ化によって、愛車のハンドリングが激変し、カスタムの面白さに目覚めてしまったという。趣味で楽しむ、KSR110レースの参戦車両は“ミニンジャ”という生粋のニンジャフリークだ。 | ![]() | 「カスタムはノーマルの魅力を | 1997 A10 八重樫さんのニンジャは貴重なファイナルモデル。ニンジャの生産が終了すると聞きつけ、Motor House ASANOで新車を指名買いした。カスタムで有名な同店で購入しただけあり、徐々にカスタムを進めていく予定だが、現在大きな変更点はマフラーのみ。これから手を加えていき、変化をじっくりと楽しむという。 |
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