掲載日:2009年12月21日 特集記事 › 怒涛の最新カスタム試乗
記事提供/2009年8月1日発行 月刊ロードライダー 8月号
■協力/カラーズインターナショナル (TEL)045-914-6881 〒224-0001神奈川県横浜市都筑区中川1丁目22番5号
ZRX用エキゾーストを供給してきたカラーズは、新しくダエグ用を開発。ノーマルの噴射マップに適合するように造り込まれたエキゾーストは、素晴らしいスムーズさを実現していた。
スム-ズな走りを実現する“ストリートコンセプト”
走り出した途端に驚かされるスムーズさ
荒れた一般道を、このカラーズZRXで走り出し、これまでに経験したことのないスムーズさに唖然とさせられた。路面の凹凸を吸収し、タイヤは何のストレスもなく転がっている。ハンドリングも素直で、とにかく気持ちいい。おそらくは、装着されたメッツラーの新タイヤ、ロードテックZ6に負うところが大きいのであろう。
その印象があまりに強烈ながら、これはタイヤではなくマシンのテストなのだからと自分に言い聞かせ、マシンに再注目することにする。
スムーズさが印象的なのは、どうもエンジンのおかげでもあるようだ。マフラーが換装されたエンジンは、低中速にトルクの盛り上がりをさほど感じないものの、トルクがリニアに立ち上がり、実にスムーズ。トルク特性だけじゃない。噴射マップはノーマルのままで、これにぴたりとマフラーが合わされていて、レスポンスもつながりもスムーズそのものなのだ。
ただ、スイングアーム変更によって、リヤの車高が異様に高く(25mmも高い)、シートが高く、足着き性が著しく悪化しているのは辛い。サーキットの高速コーナーでは、車両姿勢が後上がりのため、挙動が落ち着かない。ハンドリングが素直なタイヤもサーキットでのグリップレベルは高くはなく、大きく安定性を乱したときを考えると不安である。もっとも、これはスイングアームの試作途中ゆえの問題で、市販品は対策されるというから心配はない。
また、ステップ位置はスポーツ走行用の設定で、スムーズな走り味からすると過激な気がしないでもないが、サーキットではピッタリである。
カラーズインターナショナルが製作したZRX1200ダエグは、同社開発のJMCA認定フルエキゾーストであるストリートコンセプトType RCを始め、ダエグ対応の新型バックステップやカーボンファイバーパーツ、そして現在開発中という、オーヴァー製のスイングアームなど装着した、コンプリートカスタムモデルだ
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