掲載日:2013年07月23日 トピックス
文・写真/STREET RIDE編集部
取材協力/ニューオーダー実行委員会
ショーの最後までステージ前はご覧の人垣。タレントビルダーと、練りに練ったコアなイベントがあってこそである。
回を重ねるほどに、マンネリ化するどころかイベント自体の旨味が増幅していく希有な存在のカスタムの祭典、ニューオーダーチョッパーショー。シーンを活性化させようと、志しの高いスタッフが主催するだけあって、その内容は毎回多岐に渡り、また刺激的である。
今年は小雨がパラつくあいにくの天気にも関わらず、延べ3500人の来場者を動員し、160台オーバーの車両がエントリーを果たした。それでは早速、72枚の写真と共に、CHECK IT OUT, ya!
トリッキーかつハイクオリティなカスタムで来場者の視線を釘付けにした滋賀県カスタムワークス・ゾン作のショベルヘッド。
滋賀県大津市のオーセンティックモーターサービスが持ち込んだ4速フレームベースのカスタム。やはり通好みのフォルムだ。
名古屋のケンズファクトリーは敢えて同店のカラーを「ぶっ壊した」と言うマニア垂涎のスペシャル77’XLCRをドロップ。
カスタムショーのなんたるかを熟知するナイス! モーターサイクルゆえに、バイクはおろかディスプレイでも一線を画す。
最近、名古屋市中区に移転リニューアルを果たしたバイス・クロージング。スタッフ一同変わらず自走でエントリー。
SIX NINE MOTORCYCLEのSRチョッパー。木を敷き詰めたブースにはお馴染みのタンクとタイヤを配置。
ハンドルは絞りの効いたカチ上げエイプで、タンク&フェンダーなど外装はマッドブラックでペイント。攻撃的なスタイルだ。
アーティストエリアBARBARIAN CIRCUSでは今年もGRIMB KRAZY PAINTINGが寡黙に筆をふるう。
神戸市西区のHOLE OF THE WALL製作のKAWASAKI W。全体をブラックで統一したスタイリッシュな一台。
コンパクトにフィニッシュされたトライアンフカスタム。全体のラインを低くバランスさせ、ストリートに映えるフォルムに。
フロントエンドはブラックとシルバーパーツを巧みに組み合わせ、イグニッションはシート左下に移設される。
内燃機に強い愛知県豊川市のヨッシーズモーターサイクルによるソフテイルEVO。フロント周りの凝縮感に注目したい。
ひと目でACE MOTOR CYCLEと分かる卓越したマシンバランス。他の追従を許さない圧倒的センスありきの一台。
今九州で最も勢いのある熊本の雄、RED HOT MOTORCYLESとKINGS PERFORMANCEによるジョイントブース。
カスタムショップを始め、全国のファンからオファーが絶えないPOTS DESIGN。間近で見るデモンストレーションは格別。
常に丁寧に作り込んだマシンを出展する神戸屈指のカスタムショップ、シウンクラフトワークス。今回は6台エントリー。
フットコントロール周りの造形など、丁寧にメイクされた71FLは愛媛県のナッツモーターサイクルが手掛けたもの。
最近開催されるカスタムショーでは常にド派手なチョッパーを披露するガレージノッカー。未完ながら文句なしの迫力。
SRチョッパーは滋賀県大津市のツーパーセンター作。SRをメインにカスタムを展開し、オリジナルパーツもリリースする。
フロントはセブンティーズライクなスクエアを2連。シートはホールド感良好なキング&クイーンタイプを選択する。
モトガレージライフによるアイアンスポーツベースのショーバイク。やはり見所は有機的ラインのフレームワークである。
会場の一角では、1969-77年のNYCリアルバイカーを切り取った長濱治氏による写真展AMERICAN SKETCHBOOKも開催。
拘りのディスプレイでトライアンフとSRの2台を展示するのは神戸のTRUE CLASSIC CUSTOM SHOP。
この手のオールドチョッパーを得意とする川崎のブラックトップモーターサイクル。シッシーバーステーなど見所満載。
主催者であるコアマシンのブース。シンプルな展示にも関わらず確かな存在感は、ツボを抑えたカスタムの成せる業。
特別なことはせずともこの完成度。全体のフォルムをチョッパー特有の黄金比でまとめ、ポイントはマグニート点火となる。
先日行われたJOINTSでデビューを果たした、滋賀県大津市のベリーバッズがメイクしたスペシャル・トライアンフ。
女性オーナーゆえその後改良を加え、至ってスムーズかつソフトな乗り味に調整。細部の作り込みはいわずもがな、である。
ブラウンチェリー製作のリジッドEVOスポーツ。ナロードスタイルと、前後タイヤがアイデンティティとなる。
カスタムショーは勿論、国内外問わず精力的に活動するオーシャンビートル。新作のフルフェイスを引っさげエントリー。
英車、旧車を専門にする京都のブリーカーズ。この手の車種を触らせたら常に安定したクオリティを誇るショップである。
全体のバランスに配慮してカスタマイズ。フロントを始めとしたブラックカラーに外装のクリームホワイトが映える。
京都のファン・エンジニアリングが手掛けたフルスクラッチSR。隙のない圧巻のメタルワークに溜息すらこぼれる。
ショーバイクであると同時にアーティスティックな雰囲気も演出。ステーを始めあらゆる造形から高度なスキルが伺える。
神戸元町のNO name!とビルダーYOCKによるジョイントワーク。エンフィールドをベースに唯一無二にハンドメイドビルド。
1920’ アーリーをイメージソースに外装はすべてワンオフ。おそろしいほど手間隙をかけたスペシャルな一台。
シンプルにまとめたハードテールのアイアンは愛知県知多のフリースタイルのマシン。レフトサイドのマフラーが個性。
SRを中心にカスタムを展開する大阪のGREED。勝手知ったる素材をベースにストリートボバースタイルにフィニッシュ。
考え抜かれたスリムなボディバランスに、「YAMAHA」ロゴをモディファイしたポッツデザインのピンストがドロウされる。
ハードな見かけとは裏腹に、物腰柔らかなEVILACTのMINATOさん。相変わらずブース内はお客さんでいっぱい。
海外でも認知される名古屋のAN-BU。ヤマハGXをベースに独自の解釈でストリートカフェスタイルに仕上げられる。
かの時代へタイムスリップしたかの空間をプロデュースしたのは、尋常ではない拘りを持つ富山県高岡市のバーバーサイクル。
ヤマハXT250Tがベースにしたマシン。エクステリアをモノトーン系の配色で統一してシックな仕上がりを見せる。
SMILE CHOP GARAGEのEVOスポーツはシートを含め全体をホワイトでカラーリング。通を唸らすディテールワークだ。
ボードトラックレーサーをモチーフに、ロースタイルに製作。最大の個性はやはりアグレッシブなハンドルマウント。
外装を彩るペイントへの拘りも妥協なく、カウル一体のシートにはヌバック地を採用。そして足回りはブラックアウトされる。
ヘッドライト上に鎮座するコックピットのメーターによりどこかドラッグレーサーを彷彿とさせるスタイリングとなる。
小雨がパラつく天気にも関わらず大勢の来場者が絶え間なく足を運ぶ。凝ったイベント内容もニューオーダーの醍醐味。
均整の取れたプロポーション。山口県のバドロータスにより贅肉が削ぎ落とされた一台には、チョッパーの真髄が内包される。
スピード感溢れるフォルムにフィニッシュされたEVOスポーツは大阪のMOTOR GARAGE GOODSが担当。
見せ場はソリッドメタルのエクステリア。更に、高度な感性ありきのフロントカウルの秀逸な造形も見逃せない。
ニューオーダーの目玉のひとつと言えばこのチョッパーガール。が、前回大勢呼び過ぎたとかで、今回は人数を調整。
さり気に並べられていたがそのインパクトは絶大。ブラックインナーに要所のディテールなど、玄人を唸らす圧巻のマシン。
細部に至る丁寧な作り。プロフェッショナルのプライドが濃密に宿るショベルヘッドは愛知県のFEWによるもの。
国産ストリートカスタムに定評あるグラベルクルーのショベル。同店のカラーを反映した均整の取れたプロポーションとなる。
満を持してドロップされたグラベルクルーのブランニュー。72年式CB500Fをご覧のエクスクルーシブ・スタイルにメイク。
非の打ちどころのない全体のトータルバランスとディテールワーク。卓越したスキルを如何なく発揮したオンリーワン。
チョッパーベースには珍しいエストレヤ250ccを用い、ストリートボバーライクなフォルムに昇華される。
奈良県のガレージライドによるエストレヤはフレームまでオールペイントし、外装や主要パーツをブラックで統一。
魅力的なベンダーが多数出展。アパレルやパーツ、そしてご覧のように希少なアイテムを揃えたブースも数軒見受けられた。
細部に至るまでの配慮が一目瞭然のリジッドEVOスポーツ。デザイン良好なシートからリアエンドまでのラインが秀逸である。
遊び心豊かなアオゾラワークスによるマシン。一見CL72かと思いきや、その実クラブマン。スキモノを唸らすフォームだ。
SRカスタムを得意とする京都のホットスパイスは、それぞれスタイルの違う4台の新作を一挙にディスプレイ。
次世代筆頭のゾンはCHERRY’S×ROUGH CRAFTSのトリプルネームのマシンを展示。安定感抜群の完成度を誇っている。
ロングセラーのオリジナルヘルメットをキラーアイテムに並べる、JACKSUN'S代表の若山さん自らが接客に立つ。
一風変わったアイアンスポーツはバーバーサイクルによるもの。ネイビーのソリッドペイントが新鮮なフルスクラッチワン。
最近鳴りを潜めるも、驚異のスキルと拘りを保持する大阪のサツマサイクルワークス。水面下でブランニューに着手中だとか。
今年も開催された上条早樹によるロープアートショー。あまりにも刺激的な催しを前に、我慢出来ず飛び入りする参加者も。
走りに振った03’FXDLツインカムは大阪のMC FORCEが担当。オーナー自らこのマシンでドラッグレースに出走する。
アワードの頂点、BEST OF CHOPPERは新進気鋭の420CUSTOMSのロングフォーク・パンヘッドが受賞。
アーティストエリアBARBARIAN CIRCUSでのオークション風景。この作品は見事CW ZONの吉澤さんが落札。
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