掲載日:2018年11月22日 トピックス
取材協力/YAHAMA, ITA(Italian Trade Agency) Text&Photo/Ryo Tsuchiyama
スクーター人気の高いヨーロッパ。特にイタリアではスクーター需要が高いので、各メーカーは様々なモデルを用意している。【左上】ヤマハが誇るスポーツスクーターTMAX。【右上】こちらはイタリアでも人気のNMAXシリーズ。【左下】欧州では300ccモデルが販売されているXMAXシリーズ。【右下】こちらはトップケースとロングスクリーンを装着したXMAXのオプション装着車。実用的な使い方が多いためか、スクリーンはかなり大型だ。
XMAXに専用のアルミパーツやレザーパーツを装備した高級感溢れる特別仕様車「XMAX : IRON MAX」。
シートやフロントパネルには上質なレザーを使用、上品なステッチはスポーツカーを思わせる。フロアボードにはアルミプレートをセットしてスポーティな雰囲気を演出している。
日本未導入のモデルも多いスクーター。ここでは一部紹介しよう。【左上】こちらは日本でも発売されているトリシティシリーズ。【右上】49ccの水冷単気筒SOHC 3バルブエンジンを積む「AEROX 4」。現地販売価格は2,990ユーロ。とてもスポーティなデザインだ。ホイールは前後13インチ。【左下】個性的な顔つきなのは、AEROX 4と同型エンジンを積む「NEO'S 4」。現地販売価格は2,490ユーロ。こちらは前後12インチ。【右下】125ccの空冷単気筒SOHC 2バルブエンジンを積む「D'ELIGHT 125」。フロント12インチ、リア10インチの実用スクーターで、現地販売価格は2,390ユーロ。
300ccのLMW・コンセプトとして発表された「3CT」。現行のトリシティは125cc、155ccのラインナップだが、500cc以下のセグメントでも3輪需要のあるヨーロッパでは大きな意味を持つコンセプトモデルだ。
カンファレンスの際には女性ライダーがライドインしてステージへ。気軽に扱えるモデル、というアピールだろう。
300ccクラスのプロトタイプとだけあって、トリシティよりは大柄な車体。全長は250~300ccクラスのスクーターと同等といったところか。フロントカウルは、その幅とデザインからしてヤマハ・マリンジェット風でもある。
プロトタイプとはいえ、LEDを仕込んだ外装などを除くと、すぐにでも量産に移行できそうな作りにも見える。ホイールやランプ類、樹脂カバーのフィニッシュなど、デザインにも気を使っていることが伺える。
XSR700に新たなバリエーションが登場した。それが「XSR Xtribute」だ。
アルミ地肌を生かしたタンクグラフィック、金色のホイールなど、ヤマハの名車「XT500」シリーズをイメージしたモデルだ。
会場にはオリジナルのXT500も展示されていた。XT500は1976年にデビューした4ストオフロードモデルで、このエンジンがSR500のベースになったことはあまりにも有名。そしてシリル・ヌブーのライディングにより1979年の第1回パリ・ダカールラリー、1980年の第2回のパリ・ダカール・ラリーを制したことでも知られた名車である。現代にまで続くヤマハ4ストオフのXTシリーズの始祖こそ、このXT500なのだ。
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