掲載日:2018年02月20日 トピックス
取材協力/スズキ株式会社 取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部
シート高785mm、車両重量133kgのアグレッシブなストリートスポーツモデルGSX-S125を、150cm、160cm、175cmのテスターが足つきチェック。17インチの大径ホイールを履いているのが小柄な女子にはちょっと不安?
2017年10月11日にデビューしたばかりのGSX-S125 ABS。原付二種といっても、アグレッシブなスタイリングと高出力エンジンを特徴としているGSX-Sシリーズのエントリーモデルだけあって、ストリートでスポーツ性能を発揮できそうな雰囲気はビシバシと伝わってきますよね。街乗りからワインディングまで力強い加速と軽快なハンドリングを考慮して作られたモデルがGSX-S125 ABSなのです!
実際の装備もスゴイ。6速トランスミッションを採用したエンジンはGSX-Rシリーズの解析技術を用いた燃焼室の最適化が施され、前後17インチの大径ホイール、ワンプッシュでエンジンが始動するスズキイージースタートシステムを採用。さらに! スズキの125ccクラスでは初のABS標準装備など、その名に恥じないスペックも魅力的な1台になのです。また、設計の段階でもには「日常での取り回しのしやすさと、良好な足つき性」を意識したそうですから、今回の足つきチェックは結果に期待が持てそう。
今回チェックするGSX-S125と、比較的似ている車両のシート高&車両重量を比べてみるとこんな感じ。
【比較的似ているタイプの車両のシート高】
こうして比べてみるとGSX-S125 ABSのシート高は低めで、車両重量は平均的かやや軽め。
今回は150cm、160cm、175cmと3名のテスターが実際に跨って足つきチェックを行ったので、その様子を写真で見比べつつ、それぞれがGSX-S125 ABSに跨って持った感想をお伝えしていきます!
3名のテスター跨って足つきチェックを行うのはGSX-S125 ABS。テスターの身長は150cm、160cm、175cmで見ていきます!
今回は175cmのテスターから見ていきましょう。ご覧の通り両足でもべったりの足つき。膝も少々曲がり気味で足が余っている様子。
片足ならばさらに余裕の足つき。175cmのテスターによると「長時間乗っていると膝とかが疲れそう......。でもバイクとしては楽しそう」と。
175cmのテスターを後ろからチェック。べったりと両足が地面に接地しており、安定感も抜群。
160cmのテスターは、両足だと1/3から半分くらいの足つき。車体が軽いこともあり跨って車両を起こすところから降りるところまで不安定な感じは一切なかった。
片足ならばべったりと足が接地。「これくらいのサイズだと全く不安もないし、ちょっと車体が傾いても倒す気がしないから安心」との感想。
160cmのテスターを後ろから見てみた。両足の足つきはそこそこ良く、腕も軽くゆとりがある程度。車両とテスターのバランスもよさそう。
片足になると少しだけ車体が傾くが、足がべったりとついている分車体もしっかり支えられるようだ。
この車両で一番気になったのは150cmのテスターの足つき。大型車両などでは足が浮いてしまうこともあるが、こちらはつま先が接地している。
テスター曰く「車体が軽いから両足のつま先が軽く接地しているときでも乗れる気がするけど、片足になるとさらに不安感が減る」とのこと。
150cmのテスターを真後ろから見ると、つま先が両足とも接地。この車両であればスタンドを払って車両を起こすところまで自力で可能。
「GSX-S125 ABSは両足、片足、両方の足つき時にバランスが取りやすい。欲を言えばちょっとだけシートを下げられればもっと安心できますね」と。
170cm(左)のテスターと160cm(右)のテスターがGSX-S125 ABSに跨り、自然な位置に座った時と前傾姿勢を意識してシートの後ろに座った時の膝の位置をチェック。170cmのテスターはシートの後方に座ると膝がタンクに当たり少々違和感があるそう。
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