掲載日:2017年06月21日 トピックス
取材協力/本田技研工業株式会社 取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部
2017年の注目モデル、ホンダCBR250RRの足つきをチェックしてみましょう!
発売発表後、わずか3日間で3,714台の受注を得た2017年のホンダのニューマシン「CBR250RR」。エンジンやフレームはもちろん新設計。さらに、250ccロードスポーツとしては初の「スロットル・バイ・ワイヤシステム(ワイヤーではなく電気信号でアクセルを操作するシステム)」を採用。いざ走りだせば、2気筒であることを忘れてしまう1万4,000回転という高回転サウンドが乗る者を魅了するニューモデルです。今回は、この話題の車両の足つきをチェックしていきましょう。
CBR250RRのシート高は790mm。CBR250Rは780mmでしたから、10mm高くなりました。ライバルのカワサキのニンジャ250は785mm、ヤマハのR25が780mm、スズキのGSX250Rは790mm。車体の細さやステップ位置での足の出しやすさなどを考えると、ほぼ差はないといってもいいのかもしれません。
今回は、160cmの男性、157cmの女性、155cmの女性が比較しました。写真を見るとわかりますが、実は155cmの女性が足つきという点では良い結果となりました。ちょっとおどろきですよね。理由はいくつかありますが、一番の要因は「体重」。次に「無理のない着座姿勢」。そして「バランスのツボを心得ている」の3つが考えられます。
前後サスがついているバイクは、例外なく、ライダーが乗るとサスが沈みます。この沈み込み量が大きければ、足つきは良くなります。つまり、どれだけバイクに体重を預けられるかで、足つきも変わるのです。体重を預けるためには、無理のない着座姿勢が欠かせません。そのため、今回は片足の足つきもチェックしてみました。
なお、CBR250RRはスーパースポーツのシルエットで前傾姿勢が厳しそうに見えますが、どのライダーも前傾姿勢がキツイとは言いませんでした。見た目の印象とは違って、自然なポジションということができます。スポーツ走行からツーリングまでこなせるCBR250RR。そのフォルムに臆することなく、まずはショップで跨ってみると、より身近な存在になるかもしれません。
01160cm男性。両足ともにつま先部分は付いてますね。ステップの前に足を出しています。
02後ろから見るとこんな感じです。
03右足でブレーキを踏んだ状態で少し腰をずらすと、ラクに足がつきますね。
04こちらは157cmの女性テスター。普段はもう少しシート高が低い250ccネイキッドに乗っています。
05ヨコからみた片足つきの状態。ずいぶん余裕が生まれます。
06両足で足を付こうとすると、つま先ツンツンですね。
07左足だけ地面に付ける場合は、少し余裕があります。
08155cm女性テスター。なんか楽勝な感じで跨ってますね。(笑)
09片足に切り替えたら、カカトまでつきました。ブーツの厚みもありますが、やはり体重をいかにバイクにあずけるかがポイントですね。
10後ろから見るとわかるのですが、「足を付こう」という意識よりも、「倒れそうなら支えよう」くらいの足つき加減なんですね。
11片足になると、余裕のベタ足に! もちろん体格によりますが、155cmはもちろん、もう少し小柄なライダーでも、CBR250RRはイケると思います!
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