在学中にバイクに乗れる!? 校庭内で高校生たちがバイクに触れた・乗った

掲載日:2016年07月21日 トピックス    

記事提供/スマイルバイク編集部
写真・文/浜瀬 将樹
※この記事は雑誌『スマイルバイク』に掲載された内容を再編集したものです
※記事の内容は雑誌掲載当時のものです(スマイルバイク vol.17 2016年7月21日発売)

体験走行会には多くの人が参加。特にミッション車に試乗する人にはクラッチの原理から運転方法を詳しく説明し、一歩ずつ段階を踏んで指導していた。最終的にはほとんどの人がエンストなく乗れるようになり、講師であるホンダモーターサイクルジャパンのスタッフさんも嬉しそうだった。

千葉の高校でバイクイベントを開催!
画期的な体験試乗会でバイクに大興奮!

2016年6月19日(日)、千葉県の横芝敬愛高校にて『HIGH SCHOOL BIKE FESTA! 2016』が開催された。普通自動二輪免許を取得できたり、学校内にダートコースがあるなどバイク好きの高校生にはたまらない施設や環境が整っている同校。今回「高校生が楽しめるバイクイベント」としてバイクブロスとタッグを組んだ。

特に人気を集めたのが今回のメインである「体験試乗会」だ。免許を持っていなくてもバイクに乗れるということで、同校の生徒や一般の方が多く参加。ホンダモーターサイクルジャパンのスタッフ自らが丁寧に乗り方を教えてくれるので、参加者の多くが乗りこなせるようになった。このほかにも、千葉オートバイ事業協同組合による車両展示や安全講習会などバイクに触れ合う機会が多く催され大盛況のまま終了。

ただバイクに「乗る」のではなく「安全に乗る」大切さを知ることができたイベントであった。

【開催概要】

開催日/2016年6月19日(日)
場所/横芝敬愛高校
協力/ホンダモーターサイクルジャパン(電話/0120-086819)、千葉オートバイ事業協同組合(AJ千葉)(電話/047-426-5502)、RSタイチ(電話/072-874-3268)
主催/株式会社バイクブロス

EVENT REPORT HIGH SCHOOL BIKE FESTA! 2016

ホンダモーターサイクルジャパンの協力で、グロム、ジョルノなど10台近くの試乗車が揃った。ミッション、オートマにはどういう違いがあるのか? それぞれ乗り比べをする生徒が多くいた。

将来は普通自動二輪免許を取得してツーリングに行きたいという未有さん(16才)。いざ試乗してみて「ホンダモーターサイクルジャパンのスタッフさんが乗り方を丁寧に教えてくれたので、最後の方は慣れてきて楽しかったです」と大満足の様子。また、講習会にも参加したそうで「プロテクターの重要性を知りました」と安全面に対する意識が変わったそうだ。

原付免許は取得しているもののクラッチ操作は初めてという良平くん(17才)。グロムに乗ってみて「最初はエンストしましたが、徐々に慣れてきてホッとしました」とのこと。将来はCB400SBに乗ってみたいそうだ。

「オートマとミッションだとこんなにも感覚が変わるんだって発見がありました」と朋輝くん(17才)のコメント。イベントには友だちと参加したそうで、友だちと交換しながら試乗したCRFやダンクに興味を持っていた。

普通自動二輪免許を取得している大樹くん(18才)。普段はクラッチ付きのバイクに乗っているそうだが「スクーターってこんなに加速が出るんだって思いました。特にジョルノはトルクがあって気に入りました」と新たな発見があったそうだ。

「普通自動二輪免許を取得する前に試乗しておきたかった」と匡晃くん(16才)。初めてバイクに乗ってみての感想は「ミッションは難しいけど面白いです。走っている最中に2速、3速…と考えなきゃいけないし飽きないです」とのこと。免許を取得したら友だちとツーリングで観光地を巡ったり、高速道路の走行に挑戦したいそうだ。

「安全運転講習会」では、RSタイチのアイテムを使ってプロテクターの重要性に関する授業と、ホンダモーターサイクルジャパン・林さんによる安全運転をするための講習が1時間に渡って行われた。

今回のイベントは、同校の生徒だけではなく一般の人も参加OK。30年以上バイクに乗っていないリターンライダーや原付初挑戦の奥さままで幅広い年齢層が体験走行をしていた。まだ幼いユウキくん(右)、タクヤくん(左)は「難しかったけど楽しかった」と振り返った。

昨年4月に新設された自動車部には現在40名ほどの生徒が在籍。

運動場には専用のダートコースがあり、大会出場を目標に毎日運転技術を磨いているそうだ。学校に併設されている工場で整備の勉強もしているとのこと。高校生の時にこんな部活があったら絶対入るのに…という方も多いのでは?

横芝敬愛高校の近隣にあるロフトジャパンの協力で四輪バギーの試乗会も同時開催された。50ccなので運転しやすく、子どもから大人までバギーならではの安定感ある走りを楽しんでいた。

ステップに乗ってバランスを保つ競技「トラッパー選手権」に高校生が挑戦! ほとんどの生徒が1分未満で地面に足がついてしまうなか、写真の男子高校生は3分59秒を叩き出し周囲を驚かせた。

同校では在学中でも普通自動二輪免許を取得できる。森村校長は「高校を卒業するまで免許取得を禁止して、どこで運転の教育をするのか? だったら安全に楽しむ方法を徹底的に教えたいです。バイクは便利な道具ですからね」と自身の考えを語ってくれた。

今回会場となったのは横芝敬愛高校。「安全運転を心がける生徒を育てたい」と、自動車教習所と連携し、免許取得者を対象とした安全実技講習会を毎学期行っている。

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