掲載日:2016年06月16日 トピックス
取材・文・写真/木村 圭吾
9時30分にスズキ本社の入り口ゲートが開かれると、待ちかねたようにVストロームシリーズが次から次へと入場を開始。2014年の秋以来、約1年半ぶりのミーティングだ。
2016年5月29日(日)に、2回目の開催となる「Vストロームミーティング」が、静岡県浜松市のスズキ本社敷地内にて開催されました。当日の予報では天気は下り坂だったものの、イベント開催の時間帯は初夏を思わせる日差しが照りつけ5月下旬としては暑く感じるほどの好天に恵まれました。
イベント会場となったスズキ本社のゲートオープンは9時30分でしたが、30分以上も前からVストロームオーナーが集まり始め、ゲートが開かれると続々とVストロームが入場。駐車場は右を見ても左を見ても、前も後ろもVストローム状態!! なかなかの圧巻な光景となりました。来場者の総数が481名(前回比110%)とのことで、タンデムなどの参加者もいることを考えると、400台前後のVストロームシリーズが「鈴菌(スズキ本社内でも公用語化しているらしい)」感染者の聖地に集まったことになります。
ステージイベントのトークショーの第1部では、二輪ジャーナリストで自らもVストローム650ABSオーナーであるノア・セレン氏の司会で、スズキからはシリーズ誕生に深く関わったチーフエンジニアの安井信博氏、二輪設計部長の中井宏之氏、二輪企画部の寺本雅規氏によるVストローム話が披露されました。また、途中からは『ゲッカンタカハシゴー』を作る高橋 剛氏も加わり、大いに盛り上がりました。第2部ではVストローム1000で各地を旅する賀曽利 隆氏が「Vストロームで超えた日本の10峠」と題して各地で氏が撮影した写真も交えながら、それぞれの峠の特色や魅力などをユーモアを交えつつ語りました。
その後は「遠くからきたで賞」として東は栃木県壬生町から、西は大分県から参加の方が選出されたほか、じゃんけん大会、集合写真撮影などが行われてイベントは終了となりました。
なお、会場では、このミーティング限定販売の記念Tシャツと記念湯飲みが行列ができるほど人気アイテムになっていました。特に湯飲みは背面に「がまだすばい熊本!」の文字が入れられていて、チャリティーとしてその売上金30万円が翌日の5月30日に日本赤十字社静岡県支部を通じて熊本地震の被災地の方々に寄付がされたとのことでした。
01入場後は、用意されたスペースに指示に従って色とりどりのVストロームシリーズが整然と駐車して並べられていく。
02Vストロームシリーズでいっぱいとなった駐車場。実はこの画像に写っているのは、参加車両の一部で、画面向かって右や右奥などにも参加者の車両が駐められている。
03参加車両のトップケース装着率が高いのも、Vストロームシリーズの車両の性格を現しているといえるだろう。またエンジンガードの装着率も高かったようだ。
04このVストロームミーティングの会場でしか購入できい記念グッズの数々。色違いの2種類が用意されたTシャツに、オリジナルフェイスタオル、真ん中の方が持っているのは熊本地震のチャリティー湯飲み。
05Vストローム1000ABS、650ABS、650XT ABSが展示されており、跨がってみることができる車両も用意されていた。
06Vストロームミーティングは「スズキワールド バイクに乗ろう 全国道の駅 スタンプラリー」の拠点のひとつにもなっていたため、持参したスタンプ帳にスタンプして記念とする方も。
07開会と閉会の挨拶を述べた株式会社スズキ二輪の濱本英信社長。
08ステージイベントのゲストの方々。向かって右から、Vストローム1000で各地を走って旅する賀曽利隆氏、『ゲッカンタカハシゴー』を作る高橋 剛氏、二輪ジャーナリストで自らもVストローム650ABSオーナーのノア・セレン氏、そして総合司会の浜崎美保氏。
09ステージ前にはベンチが用意されており、画像に写ってはいないが、右手にはイベント用テントが張られた日陰の休憩スペースもあった。
10トークショー第1部にスズキから登場してくださったのは、向かって左からチーフエンジニアの安井信博氏、二輪設計部長の中井宏之氏、二輪企画部の寺本雅規氏で、シリーズ誕生に深く関わった方々だ。
11「遠くからきたで賞」の贈呈。東は栃木県壬生町からお越しの方で、副賞として浜松の伝統的な織物な織物で作られたトートバッグが贈られた。
12西からの「遠くからきたで賞」は大分から参加の方。愛媛の八幡浜までフェリーで渡り、そのあとは自走でというから文句ナシ!
132015年の第1回開催に続き、2回目の開催となった「Vストロームミーティング」。来年以降はさらに多くの人が集まりそうだ。
14運営スタッフの方々に手を振られて見送られつつ会場をあとにする参加者のVストローム。家に帰ってスタンドを掛けるまで道中ご安全に!
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