ヤマハ MINI GT80 1972

掲載日:2009年06月07日 名車ライブラリ    

ヤマハ MINI GT80 1972

ヤマハトレール時代の基礎を築いたのが、68年に発表されたDT-1だとしたら、ヤマハトレールシリーズを最もポピュラーにしたのが「ミニ」シリーズだ。初代ミニシリーズは、ロータリーディスクバルブ仕様の前傾エンジンを搭載していたが、72年にはRX50やMR50に搭載された新設計の縦型エンジンを採用。車名もGT50/GT80に変更された。以後、ミニトレの愛称で親しまれたGTシリーズは、原付モデルのベストセラーバイクとして、ヤマハ車の原付クラスのセールスをリードした。

ヤマハ MINI GT80 1972 Machine Detail Check!

FT50/JT60時代の前傾エンジンから新世代縦型2ストロークエンジンに変更。車名もGT50/GT80に。扱いやすいエンジンはチューナーにも愛された。

FT50/JT60時代の前傾エンジンから新世代縦型2ストロークエンジンに変更。車名もGT50/GT80に。扱いやすいエンジンはチューナーにも愛された。

前傾エンジン時代は左アップマフラーに右オイルタンクだったが、GTシリーズになりそれぞれ逆位置に変更された。ナンバーが汚れやすい。

前傾エンジン時代は左アップマフラーに右オイルタンクだったが、GTシリーズになりそれぞれ逆位置に変更された。ナンバーが汚れやすい。

このコックピットが懐かしいミニトレファンは多いはず。GT50と比べてGT80は圧倒的にトルクフルで力強い。メーター読みで一気に80km/hに到達した。

このコックピットが懐かしいミニトレファンは多いはず。GT50と比べてGT80は圧倒的にトルクフルで力強い。メーター読みで一気に80km/hに到達した。

後輪は14インチを採用。初期型はリアのドラムブレーキパネルを支えるトルクロッドが短く、スイングアーム中央付近にマウントされるのが特長。

後輪は14インチを採用。初期型はリアのドラムブレーキパネルを支えるトルクロッドが短く、スイングアーム中央付近にマウントされるのが特長。

サイドカバーのようなオイルタンクには「YAMAHA MINI」のロゴが入る。この個体のタンク上面のコーションやデカールは当時のオリジナルだ。

サイドカバーのようなオイルタンクには「YAMAHA MINI」のロゴが入る。この個体のタンク上面のコーションやデカールは当時のオリジナルだ。

不調のキャブと燃料コックをパーツリストの部番で発注したところ、代替品ではなく、そのものズバリのパーツが納品されてオーナーもビックリ!

不調のキャブと燃料コックをパーツリストの部番で発注したところ、代替品ではなく、そのものズバリのパーツが納品されてオーナーもビックリ!

SPECIFICATIONS - ヤマハ MINI GT80 1972

YAMAHA MINI GT80 1972

■全長×全幅×全高 = 1,610×690×930mm

■軸距 = 1,045mm

■エンジン形式・種類 = 空冷2サイクル単気筒

■総排気量/ボア×ストローク = 72cc / 47×42mm

■圧縮比 = 6.8

■最高出力 最大トルク = 4.9ps/6,500rpm 0.55kgm/6,000rpm

■始動方式 = プライマリーキック式

■変速機 = 4速

■タイヤサイズ前/後 = 2.50-15PR/2.75-14PR

■ブレーキ形式 前 = ドラムブレーキ

■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ

■発売当時価格 = 7万7,000円

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