スズキ TS250 HUSTLER 1971

掲載日:2009年05月07日 名車ライブラリ    

スズキ TS250 HUSTLER 1971

ヤマハDTと共に1970年代のトレールシーンを牽引したのがハスラーである。DTとは趣の異なるシャープかつアグレッシブなデザインで、いまでも多くのファンを持つ車両である。特にこのIII型のTS250は、I型・II型のシャープなデザインを踏襲しながらも、さらに完成度の高いスタイルで人気を博した車両である。ハスラーファンンの中には、このIII型を探し求める人が多いことでも知られえている。

スズキ TS250 HUSTLER 1971 Machine Detail Check!

ボア・ストロークはDT-1などと同じ70mm×64mm。最高出力は22馬力だった。大きな冷却フィンはこの時代のマシンの特長だが、ハスラーは特に武骨。

ボア・ストロークはDT-1などと同じ70mm×64mm。最高出力は22馬力だった。大きな冷却フィンはこの時代のマシンの特長だが、ハスラーは特に武骨。

この時代のトレール車の多くはタコメーターも備えており、それはハスラーも同様。タコメーターには例のごとく、慣らし運転時の注意書きが記される。

この時代のトレール車の多くはタコメーターも備えており、それはハスラーも同様。タコメーターには例のごとく、慣らし運転時の注意書きが記される。

I型・II型同様薄いヘッドライトケースを備え、ヘッドライトレンズは馬蹄型である。この時代までのスズキ車が共通して持つ特徴のひとつでもある。

I型・II型同様薄いヘッドライトケースを備え、ヘッドライトレンズは馬蹄型である。この時代までのスズキ車が共通して持つ特徴のひとつでもある。

ステアリングダンパーを標準装備。ライバルモデルであるDTがステアリングヘッド下にダンパーを配置するのに対し、こちらはコンベンショナルなスタイル。

ステアリングダンパーを標準装備。ライバルモデルであるDTがステアリングヘッド下にダンパーを配置するのに対し、こちらはコンベンショナルなスタイル。

リアブレーキはドラムブレーキだが、きちんと整備されていれば十分な制動力を発揮してくれる。コントロールしやすいこともオフロードでは大きな利点。

リアブレーキはドラムブレーキだが、きちんと整備されていれば十分な制動力を発揮してくれる。コントロールしやすいこともオフロードでは大きな利点。

ほぼ水平に跳ね上がったリアフェンダーは、ハスラーのスタイリングを特徴付ける大きなポイントと言って良い。このテールに魅せられたファンも多いのだ。

ほぼ水平に跳ね上がったリアフェンダーは、ハスラーのスタイリングを特徴付ける大きなポイントと言って良い。このテールに魅せられたファンも多いのだ。

SPECIFICATIONS - スズキ TS250 HUSTLER 1971

SUZUKI TS250 HUSTLER 1971

■全長×全幅×全高 = 2,140×890×1,125mm

■軸距 = 1,417mm

■エンジン形式・種類 = 空冷2サイクル単気筒

■総排気量/ボア×ストローク = 246cc / 70×64mm

■圧縮比 = 6.6

■最高出力 最大トルク = 23ps/5,500rpm 2.5kgm/5,500rpm

■始動方式 = キック式

■変速機 = 5速リターン

■タイヤサイズ前/後 = 3.25-19/4.00-18

■ブレーキ形式 前 = 機械式リーディングトレーリング

■ブレーキ形式 後 = 機械式リーディングトレーリング

■発売当時価格 = 20万5,000円

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