カワサキ F4 SIDEWINDER 1969

掲載日:2010年01月18日 名車ライブラリ    

カワサキ F4 SIDEWINDER 1969

デビューはDT-1と同年!
超レアな輸出専用の「ガラガラヘビ」

F4サイドワインダーは、DT-1と同じ1968年にデビューしたカワサキの市販トレール車だが輸出専用モデルであったこと、更に69年には350TRがアメリカでデビューしたこともあり、非常に短命で終わったモデルだ。そのため現存する個体もかなり少数である。ショートホイールベースのコンパクトな車体は、若干尻下がりなスタイルにも見えるが、これはフレームが175ccのFブッシュウェーカーをベースとしたことに起因するようだ。

前よりで高いステップ位置、大きく手前に引かれたハンドルのため、ライダーの膝がすぐ手に当たってしまうという少しおかしなポジションだが、各メーカーがオフロードバイクの方向性を模索していた黎明期らしいモデルとも言えるだろう。

カワサキ F4 SIDEWINDER 1969 Machine Detail Check!

スピードメーターのみが鎮座するシンプルなコクピット。現車はパネルを張り替えているが本来は輸出専用のためマイル表記。

スピードメーターのみが鎮座するシンプルなコクピット。現車はパネルを張り替えているが本来は輸出専用のためマイル表記。

サイドワインダーとはガラガラヘビのこと。サイドカバーにはそのイラストが入る。

サイドワインダーとはガラガラヘビのこと。サイドカバーにはそのイラストが入る。

短めのチャンバーは左出しでレイアウト。この紺色の他にオレンジのカラーも存在した。

短めのチャンバーは左出しでレイアウト。この紺色の他にオレンジのカラーも存在した。

前後長の短いガソリンタンクはF4の専用品。この紺色のほかにオレンジのカラーも存在した。

前後長の短いガソリンタンクはF4の専用品。この紺色のほかにオレンジのカラーも存在した。

マッハ、Wの輸出仕様と同じテールランプを持つ。サイドリフレクターが北米仕様の証。キラリと光るフェンダーはステンレス製。

マッハ、Wの輸出仕様と同じテールランプを持つ。サイドリフレクターが北米仕様の証。キラリと光るフェンダーはステンレス製。

モトクロッサーのF21Mをベースとしたロータリーバルブのエンジンは23PSを発生。

モトクロッサーのF21Mをベースとしたロータリーバルブのエンジンは23PSを発生。

SPECIFICATIONS - カワサキ F4 SIDEWINDER 1969

KAWASAKI F4 SIDEWINDER 1969

■全長×全幅×全高 = 2,100×760×1,200mm

■軸距 = 1,310mm

■エンジン形式・種類 = 空冷2ストロークロータリーディスクバルブ単気筒

■総排気量ボア×ストローク = 238cc/70mm×60.2mm

■最高出力 = 23ps/7,500rpm

■最大トルク = 10.2kgm/5,500rpm

■始動方式 = キック

■変速機 = 4速

■タイヤサイズ フロント3.25-19

■タイヤサイズ リア4.00-18

■発売当時価格 = 輸出車

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