掲載日:2012年11月20日 オフロードアイテムレビュー
オフロード用グローブは薄手のものが多い。それは強固なプロテクション性よりも、繊細なレバー操作性を重視しているからだ。オンロードスポーツより走行スピードが低いこともあるが、すべりやすいダート路面では確実なマシンコントロールが絶えず要求される。これはウインターグローブにも言えることだ。高い防寒性を求めると、レバー操作性はスポイルされる。そこで、防寒性と操作性を両立させているのが、このゴアウインドストッパーグローブなのだ。
[ レビュー ]
テスト当日の最高気温は19℃。極寒ではないが、交通の流れに乗って走行していると、やや肌寒さが感じられるような気候だった。
まず手にとってみた段階で、モトクロスグローブ並みの軽さに仕上がっていることが体感できた。手の甲に伸縮性のある防水素材ネオプレーンを配置しているので、手の動きを妨げず、フィット感を高めている。また手のひらには人工皮革「アマーラ」を使用。これはスウェードのような質感で、ハンドルグリップとのすべりを防いでくれる。適度な強度を持ちながら、突っ張るような感触もない。何より薄手なので、レバー操作をスポイルしないのがいい。
まずは流れのいい幹線道路を走行してみたが、手の甲に走行風が直接当たらないのが体感できた。そして河川敷のフラットダートでは、モトクロスグローブと同様の操作性も体感できた。極寒期の長時間の移動には厚手のウインターグローブが必要となるが、街乗りや林道なら十分にこなせる防寒性はある。使いやすいグローブに仕上がっている。
[ アイテム詳細 ]
①グレーの部分がネオプレーン。手の動きに合わせて伸縮するのでフィット感がよく、ズレ防止にもなっている。シルバーのストライプはリフレクターで、夜間走行時の視認性を向上する。
②スポーツ用人工皮革アマーラ。手のひらパッドは振動を吸収する低反発材。長時間のライディングで疲労を軽減してくれる。
③指先は2重になっていて、レバー操作による摩耗を低減する。
④ジャパンゴアテックス社の厳しい基準をクリアしたゴアウインドストッパーを使用している証し。薄手ながら高い防風性を実現しているのは、この素材によるところが大きい。
⑤ウインターグローブにありがちなゴワゴワ感は一切ない。夏以外の3シーズン対応とコストパフォーマンスも良好。
[ ポイント ]
操作性のよさに防風性をプラス。軽い装着感もいい
[ 製品情報 ]
メーカー/HONDA
販売元/ホンダモーターサイクルジャパン
製品名/GORE WIND STOPPER グローブ
価格/6,195円(3L、4Lは6,720円)
重量/30g(Lサイズ片側・編集部実測値)
カラー/グレー、レッド、ブラック
サイズ/S、M、L、LL、3L、4L
素材/ポリエステル、合成皮革、ネオプレーン、人工皮革
[ お問い合わせ ]
TEL/03-5993-8667
[ 記事提供 ]
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