花粉、黄砂、排ガス、インフルエンザをシャットアウトするスポーツマスク

掲載日:2011年05月17日 オフロードアイテムレビュー    

花粉、黄砂、インフルエンザウイルス、排ガスに含まれる粒子状物質の進入をシャットアウトするスポーツマスクがスワンズブランドでおなじみの山本光学から発売された。

 

写真:長谷川徹、酒井一郎/レビュワー:石井正美、小林直樹、小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

バイクシーズン本番を目前に控えた3月。多くのライダーの気持ちは上がってきているはずだ。しかし、逆にこの時期になると辛くなるライダーも少なくないだろう。そう、花粉症のハイシーズンとなるからだ。
杉花粉のピークは過ぎたが、ヒノキはこれからがピーク。林道ツーリングに行きたくても行けないストレスもピークになってくる。
そんな花粉の進入をシャットアウトするスポーツマスクがスワンズブランドでおなじみの山本光学から発売された。
鼻の形状にフィットさせられるメタル素材ノーズブリッジを採用したスポーツタイプと、バンダナスタイルを採用したカジュアルタイプの2モデルがラインナップされ、そのどちらも排気弁つき立体フィルターを装着して着用する。
フィルターは花粉、黄砂、インフルエンザウイルス、排ガスに含まれる粒子状物質を遮断。活性炭が入っているので悪臭も防いでくれる。さらに排気弁が熱気のこもりを低減するので、ゴーグルやシールドのくもりも軽減してくれる。

 

 

[ レビュー ]

テスト日は杉花粉の飛散がピークを迎えた3月上旬。花粉症歴30年のレビュワーが市街地と河川敷ダートを走行し、使い勝手と花粉症の症状をチェックした。
スポーツタイプ、カジュアルタイプともにベルト調整できるので、顔へのフィット感は良好。さらに、フィルターにもメタル素材のノーズブリッジが装着されているので、鼻の形状に合わせて微調整できる。隙間ができずに装着できるので、これだけでも花粉症のレビュワーには安心感がある。
そしてヘルメットを被ってみたが、ここでスポーツタイプとカジュアルタイプに差が出た。スポーツタイプはタイトなフィット感のおかげでズレなかったが、カジュアルタイプはフィット感がソフト目で、耳にかけているベルトがズレてしまったのだ。ヘルメットをゆっくり被ればズレを防げるが、念のために微調整しておいたほうが安心だと思った。
マスクは室内で装着し、その後1時間ほど走行したが、その間、一度もくしゃみが出なかった。息苦しさもなく、シールドのくもりもなし。確かな性能を体感できる結果となった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①上部にあるメタル素材がノーズブリッジ。鼻の形に合わせて曲げることで隙間をなくす。中央にあるのが排気弁

 

②立体形状になっているので口元が蒸れにくい。上部にあるノーズシールはフィッティングを向上させ、マスク上部からの空気の漏れを防ぐ。ゴーグルやシールドのくもりを低減してくれる

 

③上がスポーツタイプ、下がカジュアルタイプにフィルターをセットした状態。フィルターは1日2時間の使用で1週間での交換が推奨されている。単純計算で14時間使用でき、ワンデイツーリングなら1つでカバーできる。交換フィルターは10枚セット2100円

 

④カジュアルタイプ装着図

 

⑤スポーツタイプ装着図。ヘルメットを被ると外観では目立たない。性能はどちらも変わらないが、ダート走行を重視するならスポーツタイプをおすすめしたい

 

 

[ 商品情報 ]

SWANS

SPORTS MASK(スポーツタイプ/カジュアルタイプ)

価格/2,625円(スポーツタイプ)/3,150円(カジュアルタイプ)

重量/47g(スポーツタイプ)/48g(カジュアルタイプ)

カラー/ブラック×ブルー、ブラック×ホワイト、ブラック×レッド(スポーツタイプ)・チェックピンク、チェックグリーン、ドットブラック、ドットブルー(カジュアルタイプ)

サイズ/M、L(スポーツタイプ)/フリー(カジュアルタイプ)

 

 

[ お問合せ ]

山本光学

TEL/03-3834-1878・06-6783-1103

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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