KTM フリーライド 250 R
KTM フリーライド 250 R

KTM フリーライド 250 R – 野山をトレッキングするバイク

掲載日:2013年12月24日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/ダートライド編集部  取材協力/KTMジャパン

KTM フリーライド 250 Rの詳細写真

KTM フリーライド 250 Rの画像

フロントサスペンションはフリーライド 350から見直しがされた、43mmのWP製倒立式。固めに変更する事で、ボトム付近の性能を向上。ストローク量は250mmとなる。

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リアショックユニットはリンクレスとなるため、WP製のPDSモノショックを採用。こちらも固めのセッティングに変更され、スプリングの性能も向上した。リアアクスルでのストローク量は、280mm。

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2ストロークモデルとしては珍しい形状のチャンバーを持つ。これは、転倒時の保護に役立つとともに、トレッキングモデルに最適なトルク特性に寄与している。

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アルミ製のサイレンサーは刻印を見る限り、専用品となる。今回は内部の触媒を抜いたフルパワー仕様で試乗をした。それでもノイズはかなり低く、耳障りでない音色に仕上がっている。

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電動モーターのスターターやレギュレーターは、エンジン左側にレイアウトされる。フリーライド 350に比べギアのショート化が行われ、また新型のレギュレーターにより充電性能が向上している。

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フレームは、ペリメーター形のクロモリ鋼(オレンジ部)とアルミの部分(シルバー部)を組み合わせたハイブリッド仕様。これにプラスチック製のサブフレーム(ブラック部)が付く、たいへん独特なもの。

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引きしろの軽さより、長時間の使用でもレバータッチが変わらない利点がある油圧クラッチを装備する。操作フィーリングがとても良く、トレッキングで必須な繊細なコントロールが容易になっている。

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油圧クラッチは、自転車用で定評のあるイタリアのフォーミュラー製。ディスクブレーキが得意だが、その技術を生かしたクラッチも使用感が良い。ブレーキもフォーミュラー製になる。

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フリーライド 250 Rの驚く点は、凄まじいトレッキング性能を持ちながら、公道走行が可能な事(保安部品は販売店での作業が必要)。標準で、ライト、クラクション、キルスイッチが統合されたユニットをハンドル左に装備する。

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コンパクトなサイズに多機能を収めた、トレイルテック社製の新型スピードメーターを装備する。ライト点灯状況、ガソリン警告、FI(フューエルインジェクション)警告など、その機能は多岐に渡る。

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ハンドルはトップブリッジがないが大径タイプではない。適度なしなり感を考慮しての選択と思われる。センターにはKTMロゴの入ったパッドのようなものが備わる。

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燃料タンクとエアクリーナー(KTMではエアボックス)へのアクセスは、フリーライド 350と同じでシートを前側に跳ね上げてになる(工具不要)。ガゾリンキャップは、クイックに開く機能性の高いものになる。

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半透明でガゾリン残量が把握しやすいポリエチレン製タンクは、容量が7リットルに増やされた。エアボックスは新作のカートリッジとなった。

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エアボックスは片手で簡単に外せ、メンテナンス性が高いだけでなく透明のケースは汚れ具合もすぐにチェック出来る。フリーライド 350に比べて、容量が大きくなり目詰りが起こりにくくなった。

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フロントブレーキは、マスターシリンダーのピストンを改良する事で信頼性を向上させた。マスターとキャリパーはサンドブラスト処理も行われている。タイヤは専用開発品のマキシス製TRIALMAXX FREERIDE。

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リアのトラクションに重要な役割を果たすスイングアームは、3.2kgと軽量クラスの仕上がり。剛性や柔軟性を最適なバランスで結実させている。チェーンガイドも見直しがされた。

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リアタイヤも専用開発品のマキシス製TRIALMAXX FREERIDE。サイドにトレッドがないのがトライアルタイヤらしい。路面へのダメージが少ないながら、抜群のグリップ力を誇る。アフターパーツでデイトナ経由かKTM販売店で購入が可能。

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リアビューでフリーライド 250 Rのスリムさが分かるだろう。乗ってみても実際に非常にシームレスなボディワークで、ライダーが自由にマシンの上でアクション出来る。

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