スズキ DR-Z400S
スズキ DR-Z400S

スズキ DR-Z400S – 本格的レーシングスペックにオフロード向け装備

掲載日:2008年06月03日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

レーサーと設計を同じくする
ハイスペックなオフロードモデル

今回紹介する「DR-Z400S」は、水冷DOHC単気筒エンジンを搭載する、オーソドックスなスタイルのオフロードモデル。1990年代後半から始まった排気ガス規制によってパワフルな2サイクルモデルの生産が終わり、既存の4サイクルモデルも出力を低下させていく中、新設計のハイパワーな400ccエンジンを搭載して2000年に登場した。その当時は規制やカスタムバイクブームの隆盛などによって、オフロードバイクのラインアップはメーカーを問わず急激に減少しており、オフロードファンにとって寂しい状況だった。そこに投入されたDR-Z400Sは、既存モデルの焼き直しではなく、エンデューロレース用の競技モデルDR-Z400と並行して開発され、レーサー譲りのハイスペックな1台として発売当時大きな話題となった。

スズキ DR-Z400S の画像

オフロードバイクは車検の無い手軽なモデルとしての側面や、エンデューロレースのレギュレーションの関係上で250ccまでの排気量が多く、400ccエンジンを採用するモデルは珍しい。しかし、その点を考慮しなければ、軽量なオフロードバイクの車体にパワーのあるミドルクラスエンジンの組み合わせは魅力的だと言える。実際、DR-Z400Sは専門誌などで「道を選ばないオールマイティマシン」としての評価が高い。現在の国産車で唯一の400ccトレールモデルとなるDR-Z400Sの実力がどのようなものか、早速体験してみたい。

スズキ DR-Z400S の特徴は次ページにて

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