掲載日:2013年04月30日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/田宮 徹
「On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむちょうどいい相棒」をテーマに開発され、2012年5月に日本での発売が開始されたCRF250L。249cc水冷単気筒エンジンをスチール製フレームに搭載したこのオフロードモデルをベースに、足まわりのオンロード化などを施したスーパーモタードモデルが、2013年4月に追加されたCRF250Mだ。
オフロード仕様のLとモタード仕様となるMの装備における主な違いは、ホイール径と装着タイヤ、サスペンションセッティング、フロントブレーキの3か所。まずホイールは、L仕様が前後21/18インチを履くのに対し、モタード定番となる前後17インチ径に変更されている。当然、装着するタイヤはオンロードタイプ。サイズは、フロントが110/70-17、リアが130/70-17と、いずれもバイアスチューブタイプとなっている。この変更により、Mのシート高はLより20mm低い855mmとなった。また、ホイールとタイヤの変更に伴い、前後サスペンションのセッティングを最適化。オンロードでのスポーツ性を考慮して、ウェ-ブ形状のフロントブレーキディスクはLよりも40mm大径の296mm径へと変更されている。
フルカウルロードスポーツモデルのCBR250R用をベースとしたDOHC4バルブエンジンや、これを搭載するメイン部が楕円断面構造のスチール製ツインチューブフレームは、LとMの両仕様で共通化されている。オフセットシリンダーやローラーロッカーアームなど、低フリクション化につながる技術が多数投入されたエンジンは、23馬力の最高出力。2.2kgmの最大トルクが確保され、高回転域で伸びのある回転フィーリングも追求されている。
登場以来、オフロードファンを中心に支持を集めてきた公道仕様CRF250シリーズに、新たに追加されたモタード版も、新車本体価格は50万円以下に抑えられている。モタード好きばかりでなく、使い倒せるタフなストリートスポーツモデルを探しているライダーや、CRF250Lに興味を持ちつつもオンロード専門で遊んできたような人など、様々なライダーに合う手頃なモデルだ。
カワサキ伝統のスチール製フレームに、ハイグレードな足まわりやブレーキ系を組み合わせた、KLX250ベースの249cc水冷単気筒モタード。CRF250Mより約6万円高い。
セロー250をベースに設計された、親しみやすさを重視した249cc空冷単気筒エンジン搭載の、ストリートモデル。CRF250Mとの価格差はプラス約2.5万円となっている。
ホンダの公道向け国内仕様オフロードモデルとしては久々の新型として、2012年5月に発売が開始された。CRF250Mと基本部分は共通化されているが、価格は約4万円安い。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!