掲載日:2011年02月23日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
Dトラッカー125はモタードスタイルのスポーツバイクです。専用設計のコンパクトな車体に、シンプルで信頼性の高い125cc空冷単気筒エンジンを搭載し、フロントにはインナーチューブ径35mmの倒立フォークを、ホイールはフロント/リヤともに14インチサイズを採用。そのスタイリッシュなデザインも大きな特徴となっています。発売は2009年12月。カワサキからは時期を同じくしてデュアルパーパスモデルのKLX125も発売となっていますが、Dトラッカー125はKLX125のモタード版と理解して差し支えないでしょう。
エンジンには本格的な電子制御インジェクションが採用されていますので、寒い日の始動も安心ですし、標高の高い地域でもアイドリング制御が自動的に行われます。またエンジン出力は7.5kWと、このクラスとしては十分に満足のいく高性能を誇っています。カタログ上の定地燃費は2名乗車時で53.5km/Lです。車体周りのスペックに注目すれば、シート高は805mm、最小回転半径2.2mと、扱いやすいサイズであることが分かります。ブレーキは前後ともペタルディスクが採用され、放熱性とバネ下重量の軽減が図られています。初心者や小柄な体格のライダーでも不安なく扱える車体サイズ、燃費の良さ、手ごろな乗り出し価格や購入後の維持費など、様々なメリットが期待でできるのが125ccクラスです。Dトラッカー125は、その125ccクラスならではの特徴をしっかりと押さえながら、魅力的なデザインで仕上げてきています。通勤や通学からレジャーまで、幅広い用途に使えるスポーツバイクとなっているわけです。同クラスのスポーツバイクは、今となっては選択肢が少ないのが現状ですので、そういう意味でも注目すべき車種だと言えるでしょう。
発売当初に用意された車体色はエボニーとオリエンタルブルーの2タイプでしたが、2010年7月には車体色の変更が、10月には新色の追加が行われています。2011年2月現在はエボニーと2タイプのブライトホワイトが用意され、計3タイプのカラーバリエーションとなります。
スーパーモタードスタイルの車体に、4サイクル100ccのエンジンを組み込んだ入門者向けのバイク。国産ミニモタードの代表的モデルのひとつだが、すでに絶版となっている。
現在はイタリアに本拠を置くハスクバーナの125ccストリートモタード。楕円形状のクロモリフレームに、11kWの水冷2ストロークエンジンが搭載される。
韓国・ヒョースンの125ccスーパーモタード。エンジンは空油冷の2サイクル単気筒で、出力は10kW、タイヤサイズは前後とも17インチ。フィールドを選ばず多彩な走りが楽しめる。
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