掲載日:2012年05月07日 オフロードFAQ › オフロードバイクの疑問
オフロードバイクに限ったことではありませんが
メーカー指定の交換サイクルを守るのが無難です。
一般的な市販バイクに使われている、4ストロークエンジンのエンジンオイルや2ストロークエンジンのトランスミッションオイルは、定期的な交換を必要とします。これは、オイルが酸化などの劣化により、本来の性能を発揮できなくなってしまうためです。ちなみに、4ストエンジンの場合、エンジンオイルは潤滑・密閉・清掃・冷却という4つの役割を担っています。
量産市販車では、メーカーがオイル交換のサイクルを指定していることがほとんど。これらは、取扱説明書やサービスマニュアルなどに記載されていて、これを守ってオイル交換を行うのが基本。交換サイクルは、エンジンの性能や発する熱量などによって異なるため、まずは愛車にどのような指示がされているのかを調べてみましょう。
なお、エンデューロ参戦を視野に入れたような逆輸入車や海外ブランドモデルの場合、交換サイクルが「3,000kmごと」などの距離ではなく、「20時間ごと」のように時間で表記されている場合もあります。このようなときは、エンジン始動時間を自動で合算してくれる アワーメーター というパーツを装着して対応します。
いずれの場合も、エンジンオイルは指定サイクルよりも早めに交換したからといって害があるものではありません。愛車のコンディションを保つためにも、早め早めの交換を心がけたいもの。また、あまり距離を乗らないユーザーの場合、指定の距離や時間を走るのに1年かかるといったこともありますが、オイルは置いておくだけで酸化して劣化するものなので、最低でも半年に一度はオイル交換を行ってあげてください。
文/田宮 徹
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