掲載日:2012年02月27日 オフロードFAQ › オフロード走行の疑問
とにかく事故やケガがないように注意して、
最初は仲間と一緒が良いと思います。
オフロード初心者が初めて林道を走る場合、とにかく忘れがちなのが対向車や歩行者のこと。一般的な舗装道路とは異なり、林道は交通量がほとんどないことも多く、つい頭の中からこれらの存在を忘れてしまう人が多くいます。しかし実際には、林道も公道なわけで、対向から同じようにバイクのライダーが走ってきたり、クルマや場合によっては林業関係者などのトラックが来たり、山菜採りを楽しむ人たちが歩いていたりします。ブラインドコーナーではとくに、これらのことを頭に入れ、対処できるライン(基本的には左側キープ)と速度で走りましょう。
また林道の中には、ガードレールがなく、コースアウトすると崖下へと転がってしまうような場所も多くあります。落ちそうになった場合、バイクを捨ててでも自分だけは助かるようにする心がけが大切ですが、それ以前にそのような事態にならないよう、簡単に崩れそうな道路脇を走るのを避けましょう。
初めての林道走行に興奮して、派手にアクセルを開けたがるライダーも多くいますが、林道走行でもっとも大切なのは、速いことではなく、確実かつ安全に走りきることです。どんなに遅くても、時には両足を着いてでもよいので、転倒せず無事に完走することを目指しましょう。逆に言えば、絶対にしてはいけないのは、もちろん舗装路でも同じですが、事故やケガです。林道はアクセスしづらい場所にあるので、ちょっとのトラブルがおおごとになってしまうことが、多くあるからです。
もちろん出発前には、装備 や 持ち物 は万全かを確認し、林道に入る前にはしっかり燃料補給しておくことは言うまでもありません。そして、初めての林道はわからないことだらけで不安も多いと思うので、できればベテランライダーと一緒に走ってデビューすることをお薦めします。それが不可能な場合でも、なるべく単独での走行は避けるようにしたいところです。
文/田宮 徹
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