掲載日:2011年12月12日 オフロードFAQ › オフロードバイクの疑問
悪路での走破性を考慮した最低地上高や
サスペンションストローク量を確保した結果です
オフロードバイクは、急な段差や岩などがある自然そのままの地形や、舗装されていない悪路、モトクロスコースのようにジャンプがある場所などを走るために開発されています。
そのような場所で、最低地上高が低い(エンジン、マフラー、フレームなどと地面との距離が短い)バイクを走らせると、すぐに車体の一部を地面に擦ってしまい、うまく走ることができません。そのため一般的に、オフロードバイクはロードバイクよりも最低地上高が確保されています。この結果、全体的な車高が上がる傾向にあります。
また、悪路でタイヤが路面をしっかりと追従するため、またはジャンプをしなやかに着地するためには、前後サスペンションのストローク量が多いことが重要となります。荷重がかかっていないオフロードバイクは、この長いサスペンションが伸びた状態。そこで特に停車中のオフロードバイクは、車高やシート高が高くなります。
ちなみに、ホンダのXR230やヤマハのセロー250など、必要十分な最低地上高を確保しつつも、デザインの改良など様々な工夫でシート高をかなり下げることに成功しているオフロードバイクもあります。
文/田宮 徹
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