
掲載日:2013年10月21日 エクストリーム
リリース/本田技研工業株式会社
FIMクロスカントリーラリー世界選手権最終戦『モロッコラリー2013』は、新型Honda CRF450 RALLYを駆るTEAM HRCのパウロ・ゴンカルベス選手が最終ステージで総合優勝。その結果、世界選手権のタイトルを決め、TEAM HRCにとって最高の形で幕を閉じました。ホアン・バレダ選手は総合3位に入賞。その結果、Hondaは全6ステージ中5勝、総合順位5位までに3選手が入賞するという快挙を成し遂げました。
ゴンカルベス選手が、モロッコラリー最終ステージで総合優勝を決めました。この日のステージは、難しいナビゲーションを強いられ、ミスを犯しやすい場面が多く、波乱の展開が予想されました。終始攻めの走りをみせたゴンカルベス選手は、プレッシャーをものともせず、卓越したライディングテクニックでHonda CRF450 RALLYを巧みに操り、ライバルのマルク・コマ選手(KTM)を抑えて中間ポイントに到着。FIMクロスカントリーラリー世界選手権年間チャンピオンの栄冠を手にしました。
バレダ選手は、この日トップでスタートしたものの、その直後ロードブックを落として破損。その結果、正しいルートが分からなくなったにもかかわらず、追い越していったライダーのワダチをたどってレースを続行し、最終的に9位でフィニッシュ。総合では3位に入賞しました。
エルダー・ロドリゲス選手は、最終ステージを2位で終えました。バレダ選手に続く2番手スタートのサム・サンダーランド選手は、ナビゲーションで痛恨のミス。最終ステージを13位でフィニッシュしましたが、総合5位入賞を果たしました。
<コメント>
#2 パウロ・ゴンカルベス
(スペシャルステージ6/5位、総合優勝)
「モロッコラリーの総合優勝に加え、世界選手権のタイトルも決めることができて、最高の気分です。チーム一丸となって仕事に取り組んできましたし、ブラジルからの2戦連続優勝でタイトルを獲得できましたので、自分にとってもチームにとっても、本当によかったと思います。バレダ選手にも感謝したいと思います。彼には本当に助けられました。彼の助けなしでは、このタイトル獲得はあり得なかったはずです。また、支えてくれたすべての人に感謝します。今日は勝利の美酒に酔いしれることにします。明日から少し休養をとり、ダカールに向けて再始動です」
山崎 勝実
TEAM HRC監督
「今大会の総合優勝は本当にうれしいです。実にすばらしいレースに、胸が躍りました。信じられないほどです。Hondaにとっても、新型CRF450 RALLYにとっても大きな実績となりました。ライダーはもちろん、メカニック、エンジニア、スタッフ全員がすばらしい仕事をしてくれ、チーム監督として心から誇りに思います。本当に幸せです」
マルティーノ・ビアンキ
TEAM HRC ゼネラルマネージャー
「Hondaにとって大きな成果を得られたレースでした。6ステージ中5つのステージで優勝し、総合優勝とクロスカントリーラリー世界選手権のタイトルを獲得。そして、個人成績でもゴンカルベス選手の総合優勝、バレダ選手の3位入賞ですからね。チームはすばらしい仕事をしてくれました。ライダーは、この新たな挑戦がスタートした当初から、惜しみない協力をしてくれました。ダカールに向けてよいテストとなると同時に、新型CRF450 RALLYがラリー世界選手権における最高レベルにあることの証明にもなりました。ライダー、メカニック、そしてチームスタッフ全員の尽力に感謝しています」
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