RSタイチ スポーツシートバッグ.13

掲載日:2010年07月26日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

スポーツバイクにベストマッチ
RSタイチのスポーツシートバッグ.13

スポーツバイクに乗っていても、サーキットしか走らないという人は稀だろう。やはり、楽しみ方のメインとなるのはツーリングというライダーが多数派なはずだ。ところが、ここで頭を悩ませる問題が荷物の積載である。特にスーパースポーツモデルの場合は深刻だ。ライディングポジションが前傾しているのであまりに大きなタンクバッグはライディングに支障をきたす。僅かに荷物が積めそうな場所であるタンデムシートも座面が狭く安定性に欠けるうえ、フックを掛けるポイントすら設けられていないモデルも多い。デイパックやウエストバッグも体の動きを阻害するという意味でベストとは言いがたい。

今回ご紹介するのは、そんなスポーツバイクのオーナーに最適だと思われるRSタイチの「スポーツシートバッグ.13」だ。このバッグ最大の特徴は10~13リットルの容量可変タイプであり、専用のシートハーネスによって簡単・確実に着脱可能であること。筆者は実際にこのバッグを日々の通勤や撮影などに使い始めたが、実に便利だと感じている。まず容量。通勤時は10リットルの状態で使用しているが、この状態でコンパクトなレインウエアのほか、携帯電話、小型カメラ、筆記用具などを収納可能であり、まだ幾分余裕もある。また、撮影などに出掛ける場合は容量を13リットルに拡大することで1眼レフカメラ、交換レンズ1~2本程度が追加可能となる。荷物が少ない夏の1泊ツーリング程度であれば十分な積載量だと言えるだろう。容量の調節はジッパーを1本解除するだけなので非常にイージー。慌しい出発時に慌てることもない。また、着脱が簡単・確実なのもスポーツバイクのオーナーにとっては見逃せないポイント。激しい加減速とリーンを繰り返すスポーツバイクの積載を考えた場合、これはかなり重要な要素だ。スポーツシートバッグ.13の場合はあらかじめタンデムシートを外し、専用のハーネスを設置する方式を採用。バッグが必要な際は合計4箇所のバックルをパチッ、パチッと留めるだけ。タンデムベルトを挟みこんで安定性を高めるフラップも装備し、強固にバッグを固定することが可能だ。目的地に到着したら簡単に外して持ち歩くこともでき、塗装を痛める心配も無いので場合によってはタンクバッグよりも使いやすいと感じることも多い。そのほか、荷物の出し入れに使う開口部のファスナーがバッグ上部の開け閉めしやすい位置に設けられ、レインカバーを収納する専用ポケットも装備するなど、使い勝手も満点だ。ちなみに、レインカバーは薄い素材でできておりかさばらないうえに、容量を13リットルに拡大した状態でも使用可能。こうした細かい部分でツメが甘いバッグも多いが、このスポーツシートバッグ.13ならそうした不便とは無縁である。同時発売された「ベーシックタンクバッグ.6(4~6リットル容量可変)」あたりと組み合わせれば、スポーツバイクに最適な旅姿となるに違いない。

RSタイチ スポーツシートバッグ.13

着脱は4箇所のバックル操作で非常にイージー。タンデムベルトを巻き込むベルクロ式のフラップも内蔵し、強固に固定できる。

着脱は簡単確実なファスナー方式

着脱は4箇所のバックル操作で非常にイージー。タンデムベルトを巻き込むベルクロ式のフラップも内蔵し、強固に固定できる。

ご覧の通り、RSタイチのコンパクトレインスーツなどを収納しても余裕タップリ。財布や小型カメラ、筆記用具などを入れてもまだスペースが残る。

使いやすい標準の10リットル容量

ご覧の通り、RSタイチのコンパクトレインスーツなどを収納しても余裕タップリ。財布や小型カメラ、筆記用具などを入れてもまだスペースが残る。

容量を13リットルに拡大した状態。スタイルは崩れていないが、中には雨具のほか1眼レフカメラ1台と交換レンズ2本、フラッシュなどが入っている。

1泊ツーリングに最適な13リットル

容量を13リットルに拡大した状態。スタイルは崩れていないが、中には雨具のほか1眼レフカメラ1台と交換レンズ2本、フラッシュなどが入っている。

後部にはパッド入りのポケットを装備。ここには携帯電話などを入れると安心だろう。筆者はカメラ用アクセサリーを収納している。

パッド入りのポケットを装備

後部にはパッド入りのポケットを装備。ここには携帯電話などを入れると安心だろう。筆者はカメラ用アクセサリーを収納している。

薄くてかさばらないレインカバーを標準装備。固定はドローコード式で、10リットル状態でも13リットル状態でもピッタリとフィットする。

拡大しても使用可能なレインカバー

薄くてかさばらないレインカバーを標準装備。固定はドローコード式で、10リットル状態でも13リットル状態でもピッタリとフィットする。

ベーシックタンクバッグ.6と組み合わせた例。前傾姿勢を邪魔しないサイズと容量はスポーツシートバッグ.13とベストマッチだ。

ベーシックタンクバッグ.6とマッチ

ベーシックタンクバッグ.6と組み合わせた例。前傾姿勢を邪魔しないサイズと容量はスポーツシートバッグ.13とベストマッチだ。

RSタイチ スポーツシートバッグ.13

価格/1万500円

問合せ先/RSタイチ

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索