掲載日:2014年09月03日 バイク用品インプレッション
まとめ/バイクブロス編集部
プロダクトを手がけているのは、アメリカ・カリフォルニア州で1888年に創業した『ナパグローブ&セーフティ』で、バイク用グローブ製造の老舗。それだけにモノは非常によく、毎日タフに使えるヘビーデューティな仕様のグローブが、今回紹介する『鹿革グローブ』だ。
鹿革は牛革とくらべてやわらかく、馴染みやすいのが特徴だ。このグローブも例外なく、手にはめた時のフィット感がすばらしい。ゴワゴワした感触はどこにもなく、まるで自分の手がタフになったような印象すら感じさせてくれるほど、手に馴染む。
試しに指を伸ばしたり曲げたり、拳をギュッと握りこんだりしてみると、皮膚にあたる感触には硬さがまったくない。鹿革のやわらかさが手のかたちにしっくりと馴染むのだ。筋肉の隆起にあわせて鹿革が伸びるので、窮屈さはまったくない。むしろ、握り込んだ時に肌に触れる感触は気持ちよく、意味もないのに指を曲げたり伸ばしたりしたくなってしまうほどだ。
リリース元が「アメリカンサイズのため、普段使っているサイズよりワンサイズ下のものを選ぶことを推奨」としているとおり、手にピッタリのサイズを選ぶのがベターだろう。この商品は裏地を持たないタイプだが、たとえば肌寒い季節なら、別途インナーグローブを装着しても窮屈さは感じないはずだ。
もちろんバイクのブレーキやクラッチ、ウィンカーをはじめとするスイッチ類の操作も違和感なく行える。また、鹿革は耐水性にも優れているので、雨天走行でも革の縮みがなく、着用感が変わらない点も見逃せない。
ライディング用としては当然として、キャンプツーリング派なら、テントの設営時やたき火など、野営で活躍する場面も多いだろう。毎日の通勤や通学、週末ごとのツーリングなど、気兼ねなくタフに使いたい人にもオススメの一双だ。
カラーは、ゴールド、ブラウン、ブラックの3色がラインナップされる。ウェアに合わせてコーディネートできるよう、異なるカラーで揃えたくなるほど、お気に入りになるだろう。
中指と薬指が独立しているめずらしい裁断パターン。その付け根に縫製があるが、指を曲げ伸ばししても引きつることはないし、ハンドルグリップを握った時にも違和感はない。
指をきつくギュッと握った時でも、手にしっくりとやわらかく馴染むのが鹿革の特徴。素肌に馴染んでいく感触は気持ちよく、ブレーキやクラッチの操作も快適、かつ楽しい。
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