テックメイト オプティメート4 バッテリーメンテナー

掲載日:2012年01月27日 バイク用品インプレッション    

撮影・文/山下 剛

バイク用品インプレッション

防水仕様で使い勝手もいい
バッテリーメンテの決定版か!?

バイクにとってオフシーズンとなるこの季節、とくに気になるアイテムといえばバッテリー充電器だ。オンシーズンとなる春先すぐに走り出すためにも、バッテリー管理は今こそやっておきたいところだ。

オプティメート4バッテリーメンテナーは、全自動充電を売りにするバッテリー充電器で、密閉型、開放型、ゲル型バッテリーに対応している。現代の12Vバッテリーならほぼすべてをこれ一台でまかなえるといっていいだろう。バイクはもちろん四輪車のバッテリー充電も可能だ。

バッテリーへの接続はプライヤー型のクリップを採用していて握りやすく、力も入れやすい。ワニ口クリップの場合だと意外と握力が必要だったりするが、このタイプは使いやすい。クリップ式ケーブルの他に車両ケーブルも付属しているので、バッテリーへのアクセスが面倒な車両でも、気軽にバッテリーメンテナンスをすることができるのもうれしい点だ。

さて、バッテリーと本体を接続したら、あとは電源を入れるだけでバッテリーを充電してくれるのは当たり前だが、このオプティメートの特徴はバッテリー診断と修復機能を持っていることだ。たとえばサルフェーションと呼ばれる電圧低下(電解液が基盤に結晶として付着してしまう現象。長期間放置されたバッテリーに発生しやすい)が起きている場合には、高い電圧をかけて結晶を除去した後、バッテリー回復が可能と診断されると急速充電モードに入る。だからガレージに保管しっぱなしのバイクのバッテリーも再生できる可能性があるのだ。

さらにフロート充電機能(過充電を防ぐため、規定電圧を超えないよう一定の間隔をもって充電を繰り返す)もあるので、冬の間は乗らないバイクであればオプティメートを接続しっぱなしにしておけば安心だ。また、本体は生活防水機能を持っているので、屋外保管のバイクに接続するのも不安がない。ただし電源コンセントを確保できることが前提ではあるが……。

ガソリンとオイルだけがバイクを走らせているわけではなく、バッテリー管理は重要だ。とくにフューエルインジェクションを採用しているバイクは、燃料ポンプも動かないほどにバッテリーが弱ってしまうと、押しがけすらできない。バイクに乗らない間はオプティメートをつなげておくだけでそれを考える必要がなくなるメリットは大きい。冬期間だけでなく、おもに週末ツーリングがメインの使い方であるなら、バッテリー充電器はもはや必需品だろう。

テックメイト オプティメート4 バッテリーメンテナー Detail Check!!

プライヤータイプで、握りやすい接続クリップ。バッテリーアクセスが容易なタイプなら、このタイプのほうが使い勝手はいい。クリップ部も大きく、バッテリーターミナルへの接続はやりやすい。

握りやすいクリップを採用

プライヤータイプで、握りやすい接続クリップ。バッテリーアクセスが容易なタイプなら、このタイプのほうが使い勝手はいい。クリップ部も大きく、バッテリーターミナルへの接続はやりやすい。

バッテリーへのアクセスが面倒な車両には、付属の車両ケーブルをつけておけば、コネクターを接続するだけでメンテナンスを行える。ケーブルはシート下などに収納しておけばいいだろう。

バッテリーケーブルも付属

バッテリーへのアクセスが面倒な車両には、付属の車両ケーブルをつけておけば、コネクターを接続するだけでメンテナンスを行える。ケーブルはシート下などに収納しておけばいいだろう。

豊富な診断機能を持つオプティメートのモニター部。これは電圧低下しているバッテリーに接続した場合の表示で、0.2Aで高電圧(~22V)にて充電していることを示している。

長期放置で弱ったバッテリーも回復

豊富な診断機能を持つオプティメートのモニター部。これは電圧低下しているバッテリーに接続した場合の表示で、0.2Aで高電圧(~22V)にて充電していることを示している。

こちらは通常充電の場合の表示。フロート充電機能を持っているので、過充電になることがないため、オプティメートをつなげっぱなしにしていればバッテリーは常に満充電状態だ。

長期にはつなげっぱなしOK

こちらは通常充電の場合の表示。フロート充電機能を持っているので、過充電になることがないため、オプティメートをつなげっぱなしにしていればバッテリーは常に満充電状態だ。

セット内容は本体、ワニ口クリップ、車両ケーブル。車両ケーブルにはヒューズも組み込まれており、万一の場合も安心だ。バッテリーがタンク下にあるバイクなどの接続の際に便利だ。

必要十分なセット内容

セット内容は本体、ワニ口クリップ、車両ケーブル。車両ケーブルにはヒューズも組み込まれており、万一の場合も安心だ。バッテリーがタンク下にあるバイクなどの接続の際に便利だ。

曲面を多用した本体ながら安定性もよく、診断モニター部も見やすい。生活防水仕様なので屋外での使用の際も安心で、軒下ガレージでの保管が多い日本に適した仕様といえるだろう。

生活防水だから屋外使用も安心

曲面を多用した本体ながら安定性もよく、診断モニター部も見やすい。生活防水仕様なので屋外での使用の際も安心で、軒下ガレージでの保管が多い日本に適した仕様といえるだろう。

テックメイト オプティメート4 バッテリーメンテナー

価格/1万5,540円(税込)

問い合わせ先/岡田商事株式会社

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